バイクメーカーのトライアンフ モーターサイクルズ ジャパンは、「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」との共同プロジェクトを発足させることを発表した。
本プロジェクトは、新たなバイクカルチャーのスタイルを提案することを目的とし、「ホワイトマウンテニアリング」の相澤陽介デザイナーが提唱する“服を着るフィールドは全てアウトドア”という考えに、トライアンフの大貫陽介代表が深く共感したことで始まった。
トライアンフの大貫代表は本プロジェクトに際し、「『ホワイトマウンテニアリング』の相澤さんが提唱されている“服を着るフィールドは全てアウトドア”は、まさに我々トライアンフが目指すバイクカルチャーへの姿勢とそのまま重なるコンセプト。街中であろうと、大自然の中であろうと、バイクに跨ることは、その周囲と一体になって、五感全てで楽しむことにほかならない。トライアンフは、英国の伝統を基にしながらも、単なる二輪車メーカーに留まらない、その地の文化を育むブランドでありたいと考えている。そんな我々にとって、『ホワイトマウンテニアリング』さんとの共同作業で新たな提案を作り上げていくことは、私たちの姿勢を具体化し、刺激的、かつ素晴らしい機会だと思っている」と述べた。
また「ホワイトマウンテニアリング」相澤デザイナーは、「このプロジェクトのお話を聞き、オートバイとファッションの新しい形での提案ができると確信した。なぜなら最近の私の開発姿勢として、ファッション性と機能性のバランスを考えた時、オートバイ走行の環境こそ、まさにそのファッション性と機能性を証明する事の出来る究極のテスト環境であると考えていたから。防寒、防水性、耐久性などをテストするときに、エベレストやモンブランで行うことは難しいが、高速を時速100kmで疾走するオートバイの環境であれば、すぐにでもテストが可能。機能を通じて、ファッションを生み出す。またトライアンフさんの新たな中型バイク、“SCRAMBLER 400 X” との連動性など、このプロジェクトから、どんな製品が生み出されるか、私自身とても興奮し、大きな期待を感じている」と語った。