松屋銀座は9月30日、新別館「マロニエ通り館」と外国人観光客向けの化粧品免税カウンター「ツーリスト ショップ アンド ラウンジ」をオープンした。開店前には、新館マロニエ通り館に入居する「アニエスベー」路面店、アニエスベー ルー デュ ジュールのオープニングセレモニーを開催。女優の豊田エリーをはじめ、エチエンヌ・ブルゴア=アニエスベージャパンCEOや竹原誠アニエスベージャパンCOO、秋田正紀・松屋社長、古屋毅彦・取締役常務執行役員兼営業本部長兼本店長らがテープカットを行った。
マロニエ通り館は、伊東屋が仮店舗を運営していた跡地に位置し、地上1〜6階の6フロア構造で、売り場面積が約1057平方メートル。1〜3階が「アニエスベー」、4階が学生服売り場、5階はイベントスペース、6階がセミナールームだ。路面店のアニエスベー ルー デュ ジュールは、ブランド初の全ラインをそろえた店舗。日本初上陸のスポーティーなカジュアルライン"スポーツベー(SPORTS B.)"やインテリアラインの"ラ メゾン スール ロー(LA MAISON SUR L'EAU)"の他、コレクションライン、ウィメンズ、メンズ、キッズ、バッグなどの商品を販売する。カフェも併設し、ブレンドコーヒーやジュースなどのドリンクを提供する。豊田エリーは、「木目の外装が美しく、この一角だけパリのような雰囲気だ。『アニエスベー』は毎シーズン家族で行くほどお気に入りのブランド。新店舗には、キッズやカフェなどラインアップが充実しているので、また来店してゆっくりと買い物がしたい」と語った。エチエンヌ・ブルゴア=アニエスベージャパンCEOは、「松屋にご協力いただき、ブランドの40周年のアニバーサリーイヤーに出店することができて光栄だ。実は、約10年前にもマロニエ通りにショップを構えていたので、この通りにまた戻ってこられて嬉しい。日本初で取り入れた2ラインとカフェも銀座でスタートして、将来的に別の店舗でも展開していきたい」と話した。
一方、「ツーリスト ショップ アンド ラウンジ」は松屋銀座本館裏の第1駐車場2階に新設した。中国人観光客を中心に外国人旅行客をターゲットにし、10月1日からの国慶節に合わせた時期にオープン。本館化粧品売り場が飽和状態となっている状況から、混雑を解消することで、日本人客にもゆっくりと買い物を楽しんでもらうことも目的の一つだ。ブランドは、化粧品売り場でインバンド人気トップ3の「資生堂」「クレ・ド・ポー ボーテ」「SK-�U」に、外国人から人気のある「DHC」を初導入した。各店舗に中国語や英語などの外国語対応のビューティーカウンセラーを配置し、定番人気の商品や同店限定アイテムなどを販売している。さらに、お取り寄せサービス「+81モール」を導入し、オンラインサイトで注文した商品を受け渡すサービスも実施。取り扱うのは、化粧品やワイン、「ヨックモック」などの洋菓子、「ミキハウス」の子供服などの約130ブランドの約5万点だ。同売り場の初年度売り上げ目標は、4億1000万円。
■マロニエ通り館
住所:東京都中央区銀座3-7-1
営業時間:10:00〜20:00
■ツーリスト ショップ アンド ラウンジ
住所:東京都中央区銀座3-7-17 松屋銀座 第1駐車場2階
営業時間:10:00〜20:00