「ナイキ(NIKE)」は、“エア マックス(AIR MAX)”シリーズの新作“エア マックス DN”をスニーカー専用EC「スニーカーズ(SNKRS)」や「ナイキ」の一部店舗で3月26日に発売する。価格は2万130円。
同シューズには、新たなエアユニット“ダイナミック エア(DYNAMIC AIR)”を採用した。このユニットは、4つのチューブ状のエアバッグを連ねて、部位ごとに空気圧を変化させた独自設計だ。かかと部分の気圧は高く、前足部は低く設定し、歩行に合わせてチューブ内の空気が動いてスムーズな足運びをもたらすという。
プロジェクトに際し、プロダクトディレクターやプロセスエンジニア、3Dエンジニアなど部署を横断したチームを編成し、最新のテクノロジーを駆使して開発を進めた。例えば、エアバッグの消耗テストでは、3DCGを使ったシミュレーションで、1年後の耐久性を数時間で検証。このように、仮説と検証を短いサイクルで繰り返すことで、完成度を高めた。
アッパーには、シリコンを含ませる独自のプリント技術を使い、凹凸感を持たせたテキスタイルを使った。また、デザインのアクセントとして反射材のパーツも取り入れている。
エアユニットはナイキを象徴する技術で、30年以上の歴史がある。開発をリードしたキャシー・ゴメズ(Kathy Gomez)ナイキ・エクスプロア・チーム フットウェア ヴァイス プレジデントは、「街を何時間も歩きたくなる、新しい履き心地を作りたい、というピュアな思いから始まった」と振り返る。レジー・ハンター(Reggie Hunter)ナイキ ライフスタイル フットウェア プロダクト ディレクターは「かつての“エア マックス”を愛用する世代が、このシューズを履いて衝撃を受けてくれたら、このやり方が正解だったと言えるだろう。とにかく、あらゆる人に履いてほしい」とコメントする。