先週は、米中韓の「WWD」とミーティングすべく、ニューヨークを訪れました。私たちが手掛ける「WWDJAPAN」は、1910年に誕生した米「WWD」の日本版。そして米「WWD」は、フェアチャイルド・メディアという会社に属するファッションの専門メディアです。
フェアチャイルド・メディアは「WWD」の他、「ビューティ インク」と「フットウエア ニュース」そして「ソーシング ジャーナル」というメディアも擁しています。それぞれ順番にビューティ、靴、そして原材料を扱う専門メディアとして誕生しました。
このうち「フットウエア ニュース(FOOTWEAR NEWS)」と「ソーシング ジャーナル(SOURCING JOURNAL)」は近年、自身を「FN」そして「SJ」と呼称し、紙面・誌面やウェブサイトにイニシャル以上の意味を込めた「FN」と「SJ」というロゴや呼称を積極的に使っています。「イニシャル以上の意味」とは何でしょう?2つの媒体は近年「フットウエア」と「ソーシング」、つまり靴と原材料以上の世界とつながろうとしているのです。
例えば「FN」は、私が知る限りではパンプスやブーツ、紳士靴からスニーカーやサンダル、そして最近はシューズ起点のスタイルやピンヒール姿のセレブリティまで、幅広いトピックスをカバーしています。一方の「SJ」は、繊維や生地のコンテンツはそのままに、物流やサステナビリティ、そして扱ってきたデニムを楽しむ音楽の世界とも接点を持ち、コーチェラやサウス・バイ・サウスウエストにも取材に赴いたり、イベントを開催したりしているのです。
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