デサントの2023年4〜12月期は、売上高が前年同期比4.6%増の901億円だった。国内で「デサント(DESCENTE)」ブランドが好調で、岩手・水沢の自社工場で作る“水沢ダウン”や、ハードシェルジャケット“クレアス”といったアイコン商品がよく売れた。D2C事業の強化施策も奏効し、D2Cの売り上げ構成比率は前年同期から2.9ポイント向上した。韓国でも「デサント」のプロパー店舗が売り上げを伸ばした。
一方で、ブランディングのための広告販促を積極的に行ったほか、中国の持分法適用関連会社の子会社化などの影響により、営業利益は同11.9%減の64億円、純利益は同18.0%減の83億円だった。