ヘアスタイリング剤の領域で確かな実績を獲得してきたアリミノは、新ブランド「マークユー(MarkU)」を3月6日に発売する。同ブランドの最大の特徴は、ヘアスタイリング剤が2品、眉アイテムが2品というラインアップだ。具体的にいうと、ハードなのに毛先まで潤う“ジェルグリース”、熱ダメージをケアして毛先まで潤いと艶感を与える“ベースミルク”、眉の毛流れを整えて夕方までキープする“アイブロウワックス”、自眉と自然になじみ立体感を出す“アイブロウペンシル”の4品。ここでは、人気メンズサロン「フィフス(fifth)」の内田佳佑スタイリストと、今のメンズビューティをけん引する石川ユウキヘアメイクアーティストに、メンズトレンドと「マークユー」の特徴・使い方の提案などを聞いた。
内田スタイリストは、「マークユー」の特徴について「ヘアと同時に眉のスタイリングもできることが面白い。『眉の描き方が分からない』『眉が薄いのが悩み』など、お客さまから眉に関する相談は増加している。ヘアスタイリング剤でのケアやスタイル提案にプラスして、誰もが気になっている眉の提案もできる同ブランドは、メンズの身だしなみがより重要視される今の時代にとても強い」と語った。
1 / 5
ヘアスタイリング剤については、「“ジェルグリース”は髪とのなじみが良く、程よい艶感を出すことができる。“ベースミルク”を混ぜると、そこをより調整しやすくなる。“ベースミルク”は、軽めに仕上げたいスタイリングには最適。使い勝手が良いうえケアもしてくれるため、ダメージを気にする人が多い20〜30代男性には特におすすめだ。どんなに商品の性能が良くても、使うのはお客さまなので、普段使いしやすいモノでないと意味がない。単品での性能が良く、2品を混ぜて簡単にニュアンスや質感を変化できるのは、美容師としておすすめしやすいポイントだ」と話す。
また、トレンドとマッチしていることもポイントの1つだという。「今はトレンドとしてパーマをかける男性も非常に多い。動きのあるスタイルは“ジェルグリース”単体で作ることができるし、“ベースミルク”と混ぜて質感を調整してもいい。センターパートのワンカールスタイルだと、“ベースミルク”のみでも対応可能だ。パーマをかけるとパーマ残臭も気になりがちだが、清潔感のあるクリアインセンスの香りがパーマ残臭などもケアして、ニオイを気にならなくしてくれる。幅広いお客さまにおすすめでき、トレンドスタイルにもとても相性がいい逸品だと感じる」。
一方、眉アイテムについては石川ヘアメイクアーティストがコメント。「メンズカテゴリーにおいては、今ようやくスキンケアはポピュラーになってきたけど、メイクに関してはまだまだ“くすぐったさ”を感じる人が多い状況だ。その点、眉毛はごく簡単なお手入れで印象を大きく変えられるので、男性にとって日々の生活に取り入れやすいカテゴリーといえる」。
男性の、メイクに対するハードルを下げるのは、美容師やヘアメイクアップアーティストなど“プロ”の役割だという。「最近はSNSでの発信に注力するあまり、オフラインでの発信がやや弱まっているケースもある。ここはオフラインも含めてプロが一致団結して発信し、男性に『メイクは恥ずかしくない。やっていいんだ』と、背中を押してあげるべきだと思う。提案の仕方に関しては、男性にはロジックが好きな人が多い印象なので、例えば『眉頭を足すだけで、すごくキリリとした印象になれますよ。そうなると、ビジネスの場でも力強いプレゼンができますよ』といった感じで、ロジック立ててメリットを伝えてあげることが大事。タッチアップをする際は、『眉メイクをしてもいいですか?』というよりも、ヘアスタイリングの後で『眉毛もスタイリングしていいですか?』と提案する方がハードルが低い。つまり、『マークユー』がスタイリング剤が得意なメーカーから登場したことは、とても意味のあることだと思う」。
アイテムの使い方に関しては、「簡単に分けると、眉の毛量がある人には“アイブロウワックス”、毛量が少なくて“隙間”がある人には“アイブロウペンシル”がおすすめ。毛量が多いと、毛流れを作って均一に整えるだけで清潔感が出る。毛の隙間が空いていたり、眉頭の毛量が足りていなかったりする人には、毛を“描き足す”というよりは“毛一本一本の影を忍ばせる”イメージで、“アイブロウペンシル”を下から上に払うように動かすとうまくいく。カラーも、誰にでもなじみやすいアッシュ系の色なので、取り入れやすいと思う」という。
そして、美容室で眉の提案を取り入れるなら、早めに行うべきだとアドバイスする。「かっこ良くなる方法を10個知っている美容師と、3個知っている美容師なら、10個知っている美容師の方が絶対にいい。ヘアだけ仕上げて終わる美容師よりも、ヘアに合わせて『眉、少し足した方がかっこ良いですよ』とか、『ファッションに合わせてネイルもしていいかも』などと提案できる美容師の方が、『君はもっとかっこ良くなれる』というメッセージを送ることができる。美容室に限らず、われわれサービス業は、新しいこと提案しないと衰退していってしまう。そして他店が先に始めると、お客さまに『あそこではこういうサービスもやってくれたのに……』と思われてしまう可能性もある。スタートするに当たり、2アイテムから簡単に提案できる『マークユー』は、エントリーに適していると思う」。
アリミノ お客さま窓口
0120-945-334