ファッションと機能性が融合した
デザインで女性顧客の獲得を強化
ベッカムがデザインした“クロノマット オートマチック36 ヴィクトリア・ベッカム コレクション”は、エレガントなカラーリングとスリムな佇まいで女性も楽しみやすい印象だ。「ブライトリング」のジョージ・カーン(Georges Kern)最高経営責任者は、「シックで素晴らしい時計が出来上がった。ダイヤルは、ヴィクトリアによるオリジナルのユニークな色が揃っている。スイスの時計メーカーは伝統を重んじるが、『ブライトリング』は常に革新的で挑戦を続けるブランド。新しい視点で女性客を増やしたい」と語る。
今回の共同デザインではダイヤルにペパーミント、ミッドナイトブルー、ダブグレーなど、ベッカムがセレクトした新たなカラーを使用。ケースもステンレススチールのみならず、特別に復活させたイエローゴールドなど、「ヴィクトリア ベッカム」が得意とするユニークなカラーリングをそろえた。秒針には“VB”のイニシャルをあしらうなど、限定モデルならではのデザインは随所に施されているが、金属製のルーローブレスレット(円柱を重ねたような独特な形状のブレスレット)やライダータブ(パイロットがグローブをはめた手でも操作できるようベゼルに施す4つの小さな突起)など、“クロノマット”の特徴も生きている。
NYのイベントには
ベッカム本人も登場
ニューヨークで行われたローンチイベントにはヴィクトリア・ベッカム本人も来場。「ヴィクトリア ベッカム」のワンピースにラボグロウンダイヤモンドをあしらった“クロノマット オートマチック36 ヴィクトリア・ベッカム コレクション”のダブグレーを着用したシックなコーディネート姿だった。初の時計デザインとなった今回のコラボレーションについては、「『ブライトリング』と『ヴィクトリア ベッカム』は、同じ価値観を持っている。オーバーラップしているところがあり、共同デザインもスムーズに進んだ。自分でも身につけたいと思うものをデザインした」と語っている。
デザインのこだわりについては、「『ヴィクトリア ベッカム』ではユニークな色を取り入れることが多いので、今回は色を特別に作ってもらった。いつもフェミニンな時計ではつまらないので、マスキュリンなデザインができてとても嬉しい。デザインはマスキュリンだが、カラーはフェミニン。絶妙なバランスになっている」という。
マリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti)が撮影を手がけた今回のキャンペーンビジュアルからは「ヴィクトリア ベッカム」のファッション性とスイスの老舗時計メーカーの機能性が融合したコラボレーションだと伺える。「現代社会ではみんな時間をスマートフォンで確認するけれど、私は時計をつけた時の感覚が好き。服装やジュエリーに合わせて楽しみたい」とベッカム。華奢な時計を好む日本人女性に向け、今回の限定モデルの着こなしについてアドバイスを求めると、「日本人の女性はとてもシックでエレガント。綺麗な格好をする女性たちが多いけれど、新しいものに挑戦したらそれも好きになると思う。大きめの時計もクールだから」と語った。