今年急浮上しているトレンド“ギークシック”は、オタクを意味する“ギーク(Geek)”と洗練を意味する“シック(Chic)”が出合い、オタクっぽくなればなる程素敵なスタイルになるという造語だ。“ギークシック”の第一印象は「どこか親しげながら少しダサい」「これが本当にイケてるのかな?」と頭の中にはてなマークが浮かんだりもするけれど、ユニークで個性的なスタイルはどんどん目が離せなくなる。知的なイメージに現代的な洗練を与えることができる“ギークシック”スタイルを演出したいのなら、以下の3つのアイテムさえあればいい。
キーアイテム1. 分厚いプラスチック眼鏡
眼鏡は“ギークシック”ルックに欠かすことのできない必須アイテム。最近、Z世代のアイコンであるビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)がゴールデングローブ賞授賞式に丸いメガネを着用して出席して話題となったが、「ミュウミュウ(MIU MIU)」「ゼニア(ZEGNA)」をはじめ数多くのブランドのランウエイでゴーグルかと思う程の分厚いプラスチック素材のメガネを多数披露した。分厚いプラスチック眼鏡をスタイリングに取り入れればさまざまな色とフレームデザインで知的なイメージを見せるだけでなく、顔の特徴を強調して自分だけの個性をさらに生かすことができるはずだ。
キーアイテム2. ポロシャツ
クラシックでありながら多様なスタイリングが可能なポロシャツが“ギークシック”スタイルの流行とともにキーアイテムになると予想される。コロナ以降4年ぶりに2024年春夏ニューヨーク・ファッション・ウイークに復帰した「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は、ブランドのアイコンであるポロシャツを幅広いデザインで披露し「グッチ(GUCCI)」「フェンディ(FENDI)」「ミュウミュウ」「セオリー(THEORY)」でもポロシャツを活用したカジュアルなルックからフォーマルなルックまでさまざまな演出されたルックを目にする事ができる。特に「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のストライプ柄のポロシャツはいたずらっ子っぽい(お転婆な)魅力がプラスされ、“ギークシック”スタイルと相性抜群。
キーアイテム3. ベーシックニット
“ギークシック”スタイルに挑戦するために新しいアイテムを買うのが面倒だったら、ワードローブに一枚は必ずあるであろう、ベーシックなカラーのニットを活用してみると良い。重ね着がしやすいので、着心地の良いきちんとしたスタイルはもちろん、シャツと合わせてプレッピーなムードが加わったギークシックスタイルを簡単に完成させることができる。ギークシックのシックで都会的なツンとした魅力を強調したいのなら、体にフィットするウエスト丈のニットを選ぶこと。