「カルティエ(CARTIER)」は2月6日、アイコニックな“トリニティ(Trinity)”コレクションが今年100周年を迎えることを祝して行う新たなキャンペーンに、BLACKPINK(ブラックピンク)のJISOO(ジス)、俳優のヤラ・シャヒディ(Yara Shahidi)とポール・メスカル(Paul Mescal)、K-POPグループGOT7(ガットセブン)のジャクソン・ワン(Jackson Wang)、ミュージシャンのラビリンス(Labrinth)を起用したことを発表した。
アルノー・カレズ(Arnaud Carrez)=カルティエ シニア・バイス・プレジデント兼チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)は、「“トリニティ”は、思いや多様性を伝えるメッセンジャーだ。100周年というアニバーサリーは、友情、家族愛、忠誠心など、あらゆる形の愛を祝福する、素晴らしい機会だと考えている。当ブランドのヘリテージにとって不可欠であり、最も普遍的な、時代を超えて引き継がれていくこのコレクションの新キャンペーンには、それぞれ個性的なキャラクターを持つ『カルティエ』のアンバサダー5人を起用した。彼らは全員若いが、100年にわたって存在しているコレクションの顔として意図的にそうしている」と語った。
JISOOは、「“トリニティ”が象徴する“愛・友情・忠誠”は、私が人生で大切にしている価値観とも強く響き合うため、今回のキャンペーンに参加できてとても光栄に思う。キャンペーンを通じて、“トリニティ”のタイムレスな輝きや魅力を感じ取ってもらえたらうれしい」と述べた。
撮影は昨年10月に行われた。今回起用された5人は、それまで正式に顔を合わせたことはなかったが、「(撮影で)それぞれが持つ多様な世界が出合い、交流し、美しい記憶を作ったことで、生涯のつながりを得ることができた」とラビリンス。撮影では、「カルティエ」のクラフツマンシップに対する情熱と、自身の音楽に対する情熱の類似性を感じたという。
メスカルは、「このキャンペーンは、他者とのつながりやオリジナリティーを表現している」と話し、シャヒディは「“トリニティ”は個性や多様性を祝福しつつ、互いのつながりを育んでくれる。『カルティエ』ファミリーのみんなと共に、こうした価値観を祝うことができてうれしく思う」とコメント。ワンは、「“トリニティ”には普遍的な魅力があるため、誰もが自分らしく、かつ深いレベルでつながることができる」と述べた。
新キャンペーンのビジュアルは3月15日に披露し、4月1日から看板などに登場。フル動画は4月3日に公開する。また、「カルティエ」は今回のキャンペーンのほかにも、写真家、画家、映像作家らおよそ100人のアーティストに“トリニティ”と愛の絆に関するアートの制作を依頼。詳細は明らかにされていないが、完成したアートワークは世界の主要都市で展示する予定だという。カレズ=シニア・バイス・プレジデント兼CMOは、「カルチャーは“愛”の大きな柱の1つなので、“トリニティ”を祝することは、カルチャーを祝福することでもある」と説明した。