アダストリアが運営する「ニコアンド(NIKO AND...)」と日本初のハンバーガーチェーンで知られる「ドムドムハンバーガー」(以下、ドムドム)によるコラボレーションブランド「ニコドム(NIKODOM)」の第2弾の発表会が2月7日に行われた。
今回のテーマは“80年代レトロ”。当時の「ドムドム」の店舗写真をプリントした長袖Tシャツや人気メニュー“ビッグドム トマト&チーズ”の具材をデザインしたスエット、シンボルマークの“どむぞうくん”をあしらったトートバッグなど、アパレルや雑貨が多数ラインアップする。「ドムドム」が全国に400店舗を構えた90年代の最盛期へと導いた当時のグラフィックやモチーフを懐かしく思う世代だけでなく、レトロブームのZ世代の心も掴み、SNSで話題を集めている。
オンラインサイトでは1月25日から予約販売を実施しており、すでに300点以上の予約を受け付けている。中でも、「ドムドム」のテイクアウト用紙袋をイメージして作ったコラボ初となる“ペーパートート”(5500円)は初日に予約分が完売。店舗では数量限定で取り扱い予定だが、完売必至だ。
また発表会では、コラボフードをお披露目。「ドムドム」の伝説的メニューとして知られる“お好み焼きバーガー”と「ニコアンド」の看板メニュー“ニコパン”の一番人気“タマゴサラダ”を掛け合わせた“お好み焼きニコパン”が登場し、「ニコアンド」のカフェ併設店舗で販売される。
渋谷109内のファッションショップでスタッフ経験もある藤﨑忍ドムドムフードサービス社長にアパレルグッズのお気に入りのポイントを聞くと、「実は、一部のアイテムの“どむぞうくん”は目がにっこりしている。そんな遊び心ある部分を楽しんでほしい。異業種コラボレーションのシナジーは大きいと考えている。現在は80〜90年代の事業規模に比べると小さいが、若い世代に知ってもらえるきっかけになってほしい」と答えた。
星野明アダストリア執行役員兼「ニコアンド」営業本部長は、「甘じょっぱいソースとふんわり甘いパンとの相性が抜群で、クセになる味」とコメント。また協業について、「業界の当たり前にとらわれず、お客さまの笑顔のために取り組みたいという思いが2度目のコラボレーションの実現になった。今後もぜひ期待してほしい」とコメント。
商品は2月7日に原宿の「ニコアンド トーキョー」のみで先行発売し、9日から一部の店舗と公式ウェブストア「ドットエスティ(.st)」で販売する予定だ。