アシックスの2023年12月期連結業績は、売上高が前期比17.7%増の5704億円、営業利益が同59.4%増の542億円、経常利益が同63.9%の506億円、純利益が同77.4%増の352億円と大幅な増益増収で、いずれも過去最高となった。
全カテゴリーで増収した。主力の“パフォーマンスランニング”の売上高は同10.7%増の2859億円。日本と中華圏、東南アジアが大きく伸びた。ライフスタイルにあたる“スポーツスタイル”は同36.3%増の592億円。カテゴリー利益は初めて100億円を突破した。“ゲル カヤノ14(GEL-KAYANO 14)”がファッションアカウントに人気で、前期比3倍の売り上げだった。
営業利益率は前期から2.5ポイント改善の9.5%。販売価格の適正化とEC売上高の拡大などが要因だ。純利益には、12月に売却したアウトドアブランド「ホグロフス(HOGLOFS)」の株式売却益約65億円を含んでいる。
2024年12月期の連結業績は、売上高が5900億円、営業利益が580億円、経常利益が530億円、純利益が360億円を見込む。