ファッション

「プーマ」がアイコン「モストロ」の復活を記念しショー開催 ユニホームをモードに昇華

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  • スポーツとラグジュアリーを融合

プーマ(PUMA)」はニューヨーク・ファッション・ウイーク開幕前日となる2月8日(現地時間)、2024-25年秋冬コレクション「Welcome To The Amazing Mostro Show」を発表した。今回のショーは1999年に発売したアイコニックなスニーカー「モストロ」(イタリア語で怪物を意味する)の25年ぶりの復活を祝して開催したもの。会場となったパーク・アベニュー・アーモリーは「モストロ」によるスペクタクルな遊園地に変身した。フロントローにはラッパーのグロリラ(GloRilla)やシンガーソングライターのダヴィド(Davido)、ベッキーG(Becky G)ら多くのセレブリティが駆けつけた。

スポーツとラグジュアリーを融合

ショーがスタートすると「モストロ」を履いたマネキンの足だけが腰掛ける観覧車がくるくると周り始めた。重低音のBGMがハイピッチで流れる中、「Macht's Mit Qualitat」と胸に書かれたロングニットをまとったモデルが登場。ドイツ語で“Made with quality(高品質)”を意味し、同ブランドの最高級のデザインと素材を表現している。スポーティーなジャージーのセットアップ、「プーマ」のロゴを大きくあしらったパーカやカーゴパンツはレザーで仕立て、ラグジュアリーなモード感を漂わせている。シルバーのメタリックな素材使いやオールブラックのコーディネートもさまざまな素材を組み合わせることでシックなルックを完成させた。大きなサッカーボール型のバッグやジャンプスーツ、「ビー・エム・ダブリュー(BMW)」や「ポルシェ(PORSCHE)」とコラボレーションしたレーシング風のスーツやロングガウン、ボディースーツ、レインボー色のランナーをプリントしたジャージーなど、スポーツユニホームをモードに昇華したルックがランウエイを行き交う。ハリ感のある素材で仕立てたジャージーのセットアップや軽やかな素材使いのフーディーコートにブラトップやレギンスなど、日常のトレーニングウエアとしてワードローブに加えたいリアルクローズも次々に登場した。

もちろん、これらのコーディネートの足元を飾るのは、24年版としてモダンに進化した「モストロ」たち。元祖「モストロ」の左右非対称なストラップクロージャーとスパイクソールはそのままに、ストラップがふくらはぎを包み込むロングブーツタイプ、ハイカット、シアーで軽やかな素材を使ったモデル、ビビッドなカラーが目を引く色とりどりのバリエーション、ストラップクロージャーを配してスプリントスパイクを全面的にデザインしたフューチャリスティックなモデルなど、バリエーションに富んでいる。タイムレスなデザインとして進化を続ける「モストロ」を印象付けるコレクションとなった。

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