D2Cアパレルのyutori(東京、片石貴展社長)は13日、2024年3月期の業績予想を上方修正した。修正後は売上高41億円(修正前は35億円)、営業利益3億7400万円(同3億3700万円)。純利益は2億1500万円の予想を据え置く。近年、力を入れる実店舗での販売がけん引し、暖冬の影響も限定的だった。
同社は昨年12月に東証グロースに上場した。23年3月期の実績は売上高が24億円、営業損益が4700万円の赤字、純損益が6800万円の赤字だった。Z世代をターゲットにした23にも上る多ブランド戦略に加えて、SNSを駆使したマーケティングが軌道に乗り、成長局面に入った。
新たにY世代(1980年から90年代前半生まれ)に向けた新ブランド開発やM&Aによる取得も計画する。また、3月にはコスメにかかわる事業を始める予定だ。