ソーシャルエディター浅野:先日パリで発表された「メゾン マルジェラ」の2024年春夏“アーティザナル”コレクションは、演出や世界観もさることながら、まるでヴィスクドールのような無機質な陶器肌メイクも注目を集めました。このメイクを担当したのは、名だたるメゾンブランドのメイクを手がけるパット・マクグラス (Pat McGrath)。ショーの発表直後から「あの肌はどうやって作っているのか?」が瞬く間にSNSで話題になり、ショーの約1週間後にパットがIGライブでメイクの全貌を公開。まさかスキンケアアイテムのピールオフマスクを使っていたとは!と目から鱗でした。ただ、あのメイクを施したら表情は一切変えられないのでモデルたちは大変だったでしょう(笑)。ライブ配信後は、同じ方法でメイクを再現した投稿が激増。パックをべりっと剥がす一連の流れまでがコンテンツとしてバズりました。パットのインスタライブは反響を受けてなのか、もしかしたら想定して準備済みだったのか?パットが手がける「ガラススキン製品」も近日発売という情報もあり、ちょっと勘繰ってしまいました。
記者村上:あの動画を見て、日本のビューティ業界関係者なら誰もが感じるのは、「花王・カネボウの“セカンドスキン”技術だったら、もっと簡単だったのでは?」ということ。最近あまりニュースを聞かなくなっていますが、どうやらスキンケアのみならず、メイクアップでの可能性を模索しているようです。今回の陶器肌メイク、花王・カネボウのファインファイバー技術なら、あんなにたくさんのピールオフマスクを“調合”しなくてもよかったのかも?
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