PROFILE: 小俣弦也/TARMAC代表
北海道/WAKE.
札幌のショッピングエリア、南3条の西の端とも言える場所に2019年に開業したのが、小俣弦也TARMAC代表による「ウェイク」だ。「オープン半年後にコロナ禍に突入。試練が来るのが思ったよりも早かった」と茶目っ気たっぷりに語る。あの頃、急遽ECやライブ配信を整えたショップやブランドは多かったが、「ウェイク」が選んだのは真逆の道。コロナ中もECはせず、店頭販売を貫いた結果、北海道内外から客が詰めかけて行列ができる店になった。「店に行かないと買えない、と認知されたことがむしろよかった」。連日、少なくとも3〜5組は道外からの来店があるといい、週末は道外から10組以上が来ることもある。(この記事は「WWDJAPAN」2024年2月12日号からの抜粋です)
別注のお土産アイテム目当てに行列も
ECをしないのは「お店に来てくれる人を一番大切にしたいから。ECはお客さまの属性は分かるが、こんな商品がほしいんだなということは直接コミュニケーションしなければ分からない。それが僕自身の楽しみでもある」と小俣代表。独立前は、札幌の「アンプラグド」でマネージャー兼バイヤーを務めていた。当時からの顧客やファンが多くいるからこそ、オープン直後にコロナに見舞われても、店を順調に軌道に乗せることができた。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。