「ロレアル パリ(L'OREAL PARIS)」はユーチューブのサポートの下、フランスにおけるビューティ業界の次世代を育成するオンライン型ビューティアカデミー「ビューティチューブ」を「ロレアル パリ フランス」公式ユーチューブチャンネル上に6月にローンチする。
第一弾は、「マスタークラス」と題し、ユーチューブを通して選出された10人が受講生として登場する。受講生はそれぞれの個性に加え、ビューティの観点から「ロレアル パリ」の製品やブランドイメージを加味して選ばれた。同ブランドの広報担当者は、「採用はフォロワー数や年齢、性別は関係なく選考した。選ばれた10人のうち2人が男性だ」とコメント。
受講生は今後、パリ中心部のユーチューブスペースで半年以上にわたって授業を受け、「ロレアル パリ」とユーチューブ幹部の指導の下、ビデオ制作、ユーチューブのチャンネルや視聴者のマネジメント、美容の専門知識などについて学ぶ。12月には卒業予定で、その後は第二部として、自ら次の受講生となる若い才能を発掘し、メンターとして活動する。
「ビューティチューブ」では、同マスタークラスに加えて、コーチングセッション、その他のシリーズなどのコンテンツを少なくとも週に1度更新する。また、受講生が課題に取り組む様子など関連動画も、各自のユーチューブチャンネルにアップされる予定だ。
同チャンネルは視聴者にとっても、メイクアップやヘアスタイリングの技術、ユーチューブのチュートリアルチャンネルをうまくローンチする方法など、収穫が多岐に渡る。フランスでは引き続きユーチューブは人気があり、「ロレアル パリ」の調べによると、ネット上での動画視聴時間は昨年に比べ1.5倍に伸びている(モバイルからの視聴は倍)。35歳以下のオンライン顧客を対象にした調査では、72%がユーチューブのビデオ動画から、知りたい情報のすべてを取得できると考えていることが明らかになった。