本日2月6日、阪急阪神百貨店が仕掛けるビューティセレクトショップ「阪急フルーツギャザリング」がオープンした。エキュート品川の2階で店舗面積は約200�u。初年度売り上げ目標は4億円を見込んでいる。この1号店を皮切りに今後5年で駅ビルを中心に20?30店舗を予定している。
百貨店化粧品ブランドは「シャネル」を始め、「エスティ ローダー」「ランコム」から「THREE」「ナーズ」「ベアミネラル」までを揃え、スキンケアからバスグッズまで幅広いアイテムが並ぶ。注目は「ロクシタン」「サボン」などのボディケアブランドが揃っているという点だ。さらに、買い付けのヘアアクセ、コスチュームジュエリーなども買い回りを意識して取り揃えた。
「『イセタン ミラー』との一番の違いは『ロクシタン』、そして今最も旬な『サボン』が入っていること」と語るのは同社の森井規文・常務執行役員だ。そのほかにも川崎ラゾーナの「インクローバー」や川崎アトレの「ミリオン・ドアーズ タカシマヤコスメティックス」など同じような業態が2012年に続々オープンしたが、「駅ナカに出しているビューティセレクトショップは他にはない。ターゲットはエキュート品川に訪れるような、品川近郊のオフィスに務めていたり、近隣に住んでいたりする感度の高い女性たち。さらに、駅ナカという立地を生かし、男性も入りやすいような売り場を心掛けた。そのため、毎月のテーマに合わせたプリセット(複数のアイテムが入っているギフト対応のセット)のコーナーを前面に出している」と意気込む。
面白いのは「女性は1日に4回美しくなれる」というコンセプト。朝(起床後)、昼(ランチ後)、夕(デート前)、夜(就寝前)の4シーンにフォーカスし、朝起きて使うスキンケア、昼に必要なファンデーション、持ち歩いて夕に活躍するメイクアップ、寝る前に出来るスペシャルケアという切り口でそれぞれ製品を提案していく。コーナー内には自由にコスメを試せる「ビューティースタジオ」やテスターバーを用意。百貨店では提案できないフリー環境とフレンドリーな接客で新しい消費者との接点を作っていく。
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