「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」は、ショーン・マクギアー(Sean McGirr)新クリエイティブ・ディレクターによるデビューコレクションのプレビューと、新たなブランドロゴを発表した。
マクギアー新クリエイティブ・ディレクターは、昨年9月に行われた2024年春夏コレクションのショーをもって退任したサラ・バートン(Sarah Burton)前クリエイティブ・ディレクターの後任として、10月に就任。3月2日にデビューコレクションとなる24-25年秋冬コレクションのショーを行うが、それに先駆けて広告キャンペーンを披露した。
同キャンペーンは、モデルにブランドのアイコンであるデブラ・ショー(Debra Shaw)とフランキー・レイダー(Frankie Rayder)を起用。強いショルダーラインのスーツ、ノースリーブのミニドレス、蜘蛛の巣を思わせるパターンがあしらわれたシルバーのドレス、チャンキーブーツなどを身に着けた2人が、ブランドを象徴するモチーフであるスカルを象ったクロム製のマスクを被り、ケルトの幻想的な雰囲気が漂う森の中を散策する様子を捉えた。撮影はアーティストのトミー・マレコフ(Tommy Malekoff)が、アートディレクションはエドワード・カーンビー(Edward Quarmby)が担当した。
また、これを機にブランドのロゴを刷新。“Alexander”を省き、“McQUEEN”の“Q"の中に“C”を入れたデザインは、創業デザイナーであるアレキサンダー・マックイーンが30年以上前に手掛けた最初のロゴを元にしており、ブランドの新時代を表現しているという。
マクギアー新クリエイティブ・ディレクターは、アイルランド・ダブリン生まれ。ロンドン芸術大学のロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで学んだ後、同大学のセントラル・セント・マーチンズ校で14年に修士号を取得した。これまでのキャリアは、「ユニクロ(UNIQLO)」でのクリストフ・ルメール(Christoph Lemaire)によるコレクションや「バーバリー(BURBERRY)」、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のウィメンズなど。直近は「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」でメンズウエアのヘッドデザイナーを務めていた。