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特集 有力企業17社の新卒採用 第2回 / 全10回

タキヒヨーの新卒採用は「ガチ本気の相互理解」

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タキヒヨーの新卒採用は「ガチ本気の相互理解」

(左)藤田進/採用プロジェクトチームチーフ
(右)森康智/採用プロジェクトチーム

タキヒヨー

RECRUIT

職種と人数 総合職・10~15人程度
初任給 21万3000円(2023年度実績)
選考スケジュール
3月中旬からエントリーシート受付、面接数回(ウェブ、対面)を予定
3年後の離職率
4.16% ※総合職21年~23年新卒入社者

大手繊維商社のタキヒヨーの新卒採用活動のコンセプトは、「相互理解」と「ガチ本音」だ。人材採用の責任者である藤田進・採用プロジェクトチームチーフは、「就職活動は長期化している上、いまは売り手市場。説明で聞こえのいいことを言って面接でふるい落とすといったやり方は完全に過去のもの。面接などの採用フローは、いまはお互いにできるだけ本音をさらけ出した上で、働き方やカルチャー、入社後のキャリアパスをすり合わせる作業となっている。それが結局、離職率を下げ、生産性も上げる」という。(この記事は「WWDJAPAN」2024年2月19日号からの抜粋です)

コンセプトは「相互理解」&「ガチ本音」
「リアルな姿」をとことん見せる

「売り手市場」であることを意識して、学生の導線設計はかなり意識している。まず認知の部分は「マーケティングやPRの知見を取り入れている」。特に東京の場合は、採用担当者がPR・広報も兼任している。そのため新卒採用担当の森康智さんの正式な肩書は、「人材開発セクション 東京人材開発チーム兼 採用プロジェクトチーム兼 総務セクション東京総務チーム兼 広報・IRチーム」と兼任が多くて長い。「会社と学生のあらゆる接点を新卒採用に引き込む狙いがある」(森さん)という。「大学への会社説明や合同説明会を積極的に行うことはもちろん、学生団体とも常に接点を持つようにしている」という。例えば同社はサステナビリティに力を入れていることから、サステナビリティのワークショップやイベントを学生団体と共同で開催している。

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