ビギはウィメンズの新ブランド「エンダレンス(ENDALENCE)」を2024-25年秋冬にスタートする。8月からウェブ上で先行予約を開始し、9月から国内百貨店やセレクトショップでのポップアップストア展開、卸売を始める。
年代でターゲットを絞らず、「尽きることのない探究心を持ち続ける女性たち」に向けエレガントな日常着を提案する。メンズに見られるようなデザインやディテールを取り入れながら、かっちりとした構築性を崩すことで抜け感を出す。上質な素材とパターン、シルエットの追求により「新たな時代のデイリーでラグジュアリー」なムードを表現する。
コート・ブルゾンが7万〜15万円、ドレスが5万〜8万円、パンツ・スカートが3万〜6万円、ブラウスが3万〜6万円、ニットが3万〜6万円。百貨店ではキャリアと海外デザイナーズの中間程度に位置する価格帯だ。
大手アパレルの間では、百貨店の富裕層のシェア獲得に向け、“高級日常着”の開拓を狙ったブランドの立ち上げ事例が相次ぐ。このカテゴリーのブランドとして、ビギはすでに「デパリエ(DEPAREILLE)」、子会社メルローズの「ドメル(DOMELLE)」(23年秋〜)を運営。昨秋にはオンワード樫山が「エステータ(ESTETA)」を、今春にはワールドが「オブリオ(AUBRIOT)」を立ち上げた。