資生堂は7月1日、ビューティコンサルタント(美容部員 以下、BC)の応対力のさらなる向上や活性化を目指し、BCの個別の育成を担う制度「Lead BC(リード ビーシー)」(以下、LBC)を導入する。LBC導入によりBCの育成を強化し、「美容のプロフェッショナル集団」への進化を見据える。
LBCは、店頭で働くBC約1万人の中から約850人を選び、BCとともに店頭活動を行いながら自ら手本となる活動を見せる他、BC個別の強みや課題を見つけて状況に合わせた必要なサポートを行う。LBC自身もBCからヒントや気付きを得て、互いが成長できる"現場共育"を目指す。また、BC個別の活動状況や強み、課題を各BCが所属する営業部門と共有し、個別のデータを蓄積することで社内コミュニケーションの円滑化やキャリアパス形成に取り組む。
資生堂は、2020年に向けた中長期戦略「VISION 2020」に基づき、「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」に向けてお客起点の経営体制へと変革を進めている。お客起点の要となるBCには、今年から11年ぶりに正社員採用を再開したり契約社員約2000人を順次正社員登用を進めたりするなど、BCの責任感やモチベーションの向上を図っている。