コーセーは8月1日から、スキンケアブランド「雪肌精」のポップアップショップを米国ハワイ州オアフ島にあるDFST「ギャラリア ハワイ」で展開する。ハワイで同ブランドの店頭販売は初めて。ショップカウンターは、4月から日本で導入を始めた、建築家の隈研吾がデザインした「雪肌精グローバルカウンター」の海外1号店となる。
ポップアップショップは、1階のメイン通路に位置する。日本らしさの発信として売り場には桜の木を大きくディスプレイする予定だ。すでに日本で導入を始めたグローバルカウンターと同様に、カウンセリングを通じてブランドの認知拡大と新客獲得を目指していく。
商品は、日本をはじめ世界各国で発売している人気商品を中心に、ハワイDFS 限定パッケージやプロモーションキットなどハワイオリジナルのアイテムも加えた全29アイテムを用意する。
同社は今回のハワイへの進出を契機に、急成長しているアジアでの実績も踏まえ、トラベルリテール事業や新規市場への参入を加速することを視野に入れている。
同ブランドは、1985年5月に誕生。ハトムギやトウキなど和漢植物エキスを配合し、透明感のある肌へ導く化粧水からスタート。化粧水の累計個数は5000 万本を越えるほど人気を集めている(2016年3月末現在)。また、00年からは化粧水以外のアイテムも追加し、ブランド合計の15年度全世界の販売金額(出荷ベース)は300億円を超え、現在、日本を含む16の国と地域で販売している。