ファッション
連載 WWDJAPANスタッフの2024年“初買い品” 第1回

「シモーン ロシャ」のパールや「ブルー マーブル」のラインストーン付きパンツなど ファッションオタクの2024年“初買い”

新連載「WWDJAPANスタッフの2024年“初買い品”」、第1回目はマーケティング部の畑とソーシャルエディターの津田が登場。ファッション愛溢れる2人が注目するアイテムには“フェミニン”という共通点がありました。

マーケティング部 畑の初買い品

「シモーン ロシャ」のパールブレスレット

シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」のパールブレスレットは、夏に向けてクセのあるデザインのジュエリーが欲しいと思い、購入したそう。「パールにゴールドのデザインがメンズには可憐すぎるかと思ったが、着けてみると意外とハマる。夏にはブルーのシャツとクリームのパンツに合わせ、柔らかいコーディネートを楽しみたい」と話します。

「シモーン ロシャ」は23年春夏シーズンに初めてメンズ・コレクションを披露しました。以前から、コットンのニットやボンディング加工したタックパンツなどを購入していたそうで、コットンのスカートは「生地が硬いのでフェミニンになりすぎずに着られる」と言います。最近では、同ブランドを手掛けるシモーン・ロシャがゲストデザイナーを務めた「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER以下、ゴルチエ)」の24年春夏オートクチュール・コレクションも、彼女らしい「ゴルチエ」の解釈が素敵でした。

ペトラ・コリンズの写真集

カナダ出身のアーティストであるペトラ・コリンズ(Petra Collins)の写真集は、予約注文したサイン入りの“OMG私は殺されている no.2”がまだ届いていないということで同シリーズのnol.1を持参。セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)の「Fetish」のミュージックビデオをきっかけにペトラ・コリンズに興味を持ったそう。「昔のホラー映画のような雰囲気に惹かれた」と言います。

シモーン・ロシャが22年に初めてキュレーションした展示会「girls girls girls」でペトラ・コリンズの作品が展示されていたという、1つ目の購入品との共通点もありました。なお、コリンズは「ミュウミュウ(MIU MIU)」の24年春夏コレクションでモデルを務めるなど多岐にわたる活動で、今後の動向にも注目です。

「モーグ」のシンセサイザー

最後に紹介したのは、アナログシンセサイザーでおなじみ「モーグ(MOOG)」のデスクトップ型シンセサイザー。単体で音を出すことができ、ほかの機器とつなげることで音の幅を拡張できるのだとか。大学生の頃から趣味にしているシンセサイザーは「一人で完結できるところが魅力」と話します。果たして、一人シンセサイザーでどのような音を作っているのでしょうか。音作りに関する知見がかなり深そうなので、現在練習しているギターの音作りに悩んだ時は相談してみます。

ソーシャルエディター 津田の初買い品

「ブルー マーブル」のパンツ

ブルー マーブル(BLUE MARBLE)」のラインストーン付きデニムパンツは「写真で見るよりも実物の方が、ラインストーンが華やかで主役級という印象」と話します。23年春夏シーズンのアイテムを、半額以下のセールで購入したそう。

撮影日に着用していたデニムパンツも個性が光ります。古着などにシルクスクリーンでプリントして新しい価値を生み出すブランド「インピューデント ライフ(IMPUDENT LIFE)」でカスタムペイントをしたそう。ベルトにもラインストーンが付いており、「キラキラしているものに惹かれる。ラインストーンは最近のマイブームかも」と語ります。パールジュエリーも愛用しているそうです。

辰年ネイル

「最近ネイルにハマっている」そうで、新年初のネイルは今年の干支になぞらえて竜が舞っているデザインを選びました。昨今、ネイルをする男性も増えましたよね。ファッションもビューティも、ジェンダーの境界が急速に曖昧になりつつあると感じます。メンズが着けるフェミニンなアイテムや中性的な自己表現、個人的にも大好きです。

「キャノン」のカメラ

「キャノン(CANON)」の“PowerShot ZOOM”は写真と動画が撮れる望遠鏡。カメラボタンを押さなければ、スポーツ観戦時などの望遠鏡として使用できます。「シンプルで機能もあまり多くない方が長く使うだろう」と考え、購入したそう。ソーシャルエディターとして日々イベントなどを取材しているため、「基本的にはiPhoneで撮影しているが、今後のアウトプットに使用してみたい」と意気込みます。

「ラヴィットワンスモア」の頭巾

「ラヴィットワンスモア(LOVE IT ONCE MORE)」は“アップサイクルと糸から生み出されるデザイン性”をコンセプトに掲げるニットブランドで、商品は全てハンドメードの一点物。ブランド名の通り“もう一度愛する”ことがテーマで、余剰糸などをメーン素材に採用しています。

一見珍しいヘッドウエアは、バラクラバに続く冬の人気アイテムになるかもしれません。「ビーニーの上に被ってもサマになる」と、ファッションオタクならではの提案で「一点物なので贈り物にも喜ばれそう」とおすすめします。同ブランドは1月にECをスタートしたので、より手に入りやすくなりました。

次回予告

新連載「WWDJAPANスタッフの2024年“初買い品”」、第2回目はWWDJAPAN23年度新卒社員の2人が登場します。それぞれの趣味全開の初買い品に、乞うご期待!

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