アシックスは2月20日、建設、製造、配送業などで“働く人”にフォーカスした広告ビジュアルを公開した。俳優の滝藤賢一を起用したもので、滝藤は同社が2022年に初めて行ったワーキングシューズのファッションショーにも出演した。
滝藤が履くのは、油分を含んでも劣化や形状変化を起こしにくい独自開発の“CPグリップソール”を採用した商品群だ。かかとにはスポーツシューズにも使う衝撃緩衝機能“ゲル”を備え、「足にかかる負担を軽減する」。また、爪先にはガラス繊維強化樹脂製の軽量先芯を採用し、安全性も確保する。価格は1万3750〜2万5300円。
アシックスは1999年にワーキングシューズを発売。同社は、「それまでの作業用シューズは安全第一をうたう反面、履き心地や見た目は重要視されなかった。そこでわれわれはスポーツシューズで培った技術を生かし、安全性はもちろん、快適でデザイン性にも優れたワーキングシューズの開発に取り組んできた」と話す。
滝藤は、「俳優も“現場”で仕事をする。職人さんと通じる部分を感じており、特に僕は劇団『無名塾』に10年間在籍していて、釘を入れた袋をぶら下げてセットを作ったりしていた。今回、撮影で履いたワーキングシューズはあのころのものとは違い、とてもファッショナブルになっていて、そのまま街にも出られる。これは職人さんにとっても、うれしいはず」とコメントした。
広告ビジュアルのメーキング動画