（左）小林賢一／コーセー化粧品販売 営業管理部人事グループ人事課課長
（中）浅田優子／同 営業管理部人事グループ人事
（右）山崎帆波／同 営業管理部東京関東グループ
コーセー
RECRUIT
職種と人数 ビューティコンサルタント（採用人数未定）
初任給
短大・専門 卒業 18万4400円～20万400円（所属事業所により異なる）／大学・大学院 卒業 19万1400円～20万7400円（同）
手当 交通費全額支給（社内規定あり）、時間外労働手当、独立住宅手当
勤務形態 シフト制。年間休日120日
選考スケジュール
3月1日にリクナビ2025に選考スケジュールを掲載 3月に対面会社説明会・ウェブ会社説明会を実施（予約制）
大谷翔平選手とグローバル契約を結び“大谷売れ”が注目を集め、業績も好調なコーセーは、化粧品業界を代表する国内メーカーの1社である。百貨店や化粧品専門店、バラエティーショップ、ドラッグストアなど多チャネルで全国に販売網を持つ。その中で重要な役割を果たすのがビューティコンサルタント（以下、BC）だ。「コスメデコルテ（DECORTE）」「アディクション（ADDICTION）」「ジルスチュアート ビューティ（JILL STUART BEAUTY）」など多彩なブランドをそろえ、スキンケアからメイクアップまで幅広いアイテムを扱う中で、BCに求める資質は「目の前のお客さまに真摯に向き合える人柄であること」と浅田優子コーセー化粧品販売 営業管理部人事グループ人事課は語る。（この記事は「WWDJAPAN」2024年2月19日号からの抜粋です）
個性を重視し採用、BC平均勤務年数13年を誇る
化粧品や美容の知識は入社後の研修で習得できるため、採用時に重視するのは「化粧品や美容に好奇心を持っているか、一緒に働くスタッフやお客さまに対して喜ばせたいという気持ちがあるかなどを確認している」（浅田さん）。ここ数年、応募側の学生に変化を感じるという。以前は化粧品業界や企業研究で理解を深めている人が多かったが、面接時に「当社に入社して自分に何ができるか、その後のキャリアプランを知りたいなどの相談を受けることが増えている」（山崎帆波・同 営業管理部東京関東グループ）。各校に説明会に出向いた際にもキャリアプランを聞かれることが多いため、店舗でチーフになる人、BCのトレーニング職、トレーナーをまとめる美容課長、メイクアップアーティスト、セミナー事業担当など広いキャリアビジョンを伝えている。
また、BCは華やかな世界に見えるが、実際には商品の入荷時には大きな荷物を運んだり、品出しが細かくあったり、自分がつらくても笑顔が必要だったりと、リアルな仕事の姿も伝えている。これらは採用活動として行う学校訪問時にも話し、入社後のミスマッチを防いでいる。「専門学校の就活担当の先生は学生との距離が近いので、当社の思いを先生から伝えてもらうケースも多い」と小林賢一・同 営業管理部人事グループ人事課課長。
同社は育休取得率が90％、BCの平均勤務年数が13年（一般平均は2年程度）と女性が働きやすい職場でもある。「社員1人1人の個性を生かす企業風土を伝えるため、面接官にも飾らない言葉で自由に話してもらっている。250人を採用した23年4月入社のBCからは『面接時の雰囲気が良かった』ため入社を決めたという声が特に多かった。4年制大学の方が短期大学より受かりやすいのか？などと聞かれることもあるが、学歴より人柄優先なのでチャンスを減らさず応募してほしい」（山崎さん）。また「面接ではなくコミュニケーションの場として考え、素の自分を出してほしい」（小林さん）とアドバイスする。
