健康食品やサプリメントなどを始めとする栄養補助食品などのパイオニアとして知られるファンケルは3月19日、健康事業の長期的戦略を据え、新しい健康事業ブランド「FANCL HealthScience(ファンケル ヘルスサイエンス)」を立ち上げた。1994年にサプリメント事業を立ち上げてから市場拡大に努めてきたが、競争の激化による存在感の希薄化からボリュームゾーンとなる中高年層に向けたスター製品の投入や新客獲得を課題に掲げ、成長市場に育てていく予定だ。コンセプトは、「生涯にわたる健康作りのパートナーとして“心身ともにより良い状態が続くこと= Good Aging(グッド エイジング)をかなえるための製品やサービスを提供し、お客さま一人ひとりが望む健康のあり方を実現する」とし、新たな健康理論を打ち出して強化を図る。
これに併せ、人気の青汁製品を全面リニューアル。「ケール」の質にこだわってミネラル農法で育てた国内産ケールを採用し、栄養価や飲みやすさにもこだわった製品へと進化。その他「ハイグレードビタミン」「還元型コエンザイムQ10」など高機能サプリメントも同時発売した。