「WWDJAPAN」は年2回、半期の好調ブランドとヒットアイテムをまとめた特別付録「ビジネスリポート」を発行しています。2023年下半期版が出来上がりました。
全国の百貨店30店弱の化粧品と特選売り場アンケートによる高伸長ブランドランキングのほか、首都圏の主要ショッピングセンターの好調ブランド、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の人気アイテムなど、半年分の好調ブランドおよびヒットアイテムを網羅した「WWDJAPAN」ならではの貴重なデータブックです。
化粧品からラグジュアリー、Z世代に人気のファッション、古着まで好調ブランドと売れ筋が一覧で見ることができ、担当者への取材でその好調要因も具体的に知ることができます。
2023年下半期は、円安を背景に百貨店では訪日客需要をつかんだブランドが大きく伸長しました。伊勢丹新宿本店や阪急うめだ本店などの担当者インタビューも必読です。
化粧品売り場では、国産ブランド人気が鮮明に。伸長率ランキングは5位まで全て国産ブランドが占めました。大谷翔平効果が後押しする「コスメデコルテ(DECORTE)」、ロングセラースキンケアの刷新が奏功した「シセイドウ(SHISEIDO)」を押さえ、1位に輝いた「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は、訪日客はもちろん、国内客も年齢層幅広く獲得。ヒット商品ランキングも化粧品下地“ヴォワールコレクチュールn”が堂々の1位で、強さを見せつけました。
ラグジュアリー売り場も、都心や観光立地は、免税売り上げが後押しして、軒並み絶好調。ブランドではトレンドをけん引する「ミュウミュウ(MIU MIU)」「プラダ(PRADA)」が飛躍したシーズンでした。宝飾では訪日客と共にパール人気が復活。「TASAKI」が伸長率1位にランクインしました。しかし、訪日客効果があまりない地方店では、前年をクリアするも、伸び率は控えめ。値上げに次ぐ値上げについていけず、バッグから手頃なアクセサリー類に購買がシフトする国内客の動きも見え始めています。
アパレルの好調ブランドについては、玉川高島屋S・C、ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、渋谷109、渋谷パルコ、ラゾーナ川崎プラザの店長・館長に取材しました。猛暑と暖冬で秋物の立ち上がりとアウターの動きが鈍く難しい商戦をどう戦ったのか。館主体の集客策が重要になってきているのが、分かります。
ECの「ゾゾタウン」「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」、「ウィゴー(WEGO)」と「セカンドストリート(2nd STREET)」の古着の好調アイテムと担当者取材からは、若者の消費動向が読み取れます。さらに、サブスクレンタルの「エアークローゼット(AIRCLOSET)」の好調アイテムからは、忙しいけれど、ファッションを楽しみたい30~40代女性のリアルなニーズが見えます。
「ビジネスリポート」は本来、定期購読者向け特典ですが、購読者以外の方からの「他店の売り上げ進捗を知りたい」「好調ブランドのヒット商品を知りたい」といった声を受け、単品での販売も行っています。
スタンダードプランの新規ご入会で「ビジネスリポート2023年下半期」(電子版)をプレゼント致します。