ビューティ賢者が
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ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。
今週は、ポテンシャルの高い桜コスメの話。
寺山イク子/オリエンタル代表/江戸川大学 客員教授/JCPA(日本コスメティックプロフェッショナル協会)顧問
(てらやま・いくこ)2012年から江戸川大学「ビューティビジネス」でアカデミア参入。多くの世界的ラグジュアリー企業での経験や実績から”ビューティ・ジェネラリスト”として活動中。近く「パーソナルゼミ」開講予定。趣味はソーシャルアストロロジー
【賢者が選んだ注目ニュース】
春といえば桜だ。淡くはかなげなのに満開の夜桜は荘厳な力強さで、いろいろな表情に心が奪われる。卒業や入学、就職など生活環境の変化が多い春は、桜とともに思い出をつんでいく。人それぞれに、友人や恋人、家族との思い出があるが、「おいしい」思い出もあるかもしれない。「花より団子」とはよく言ったもので“お花見”と“おいしい”は切っても切れない関係であるが、ビューティ業界においてもバレンタイン含め春の“おいしい” は注目度が高い。例えば今年の春は、「クラランス」から“パティスリー”コレクション、「ジルスチュアート ビューティ」から“ストロベリー&ティー”“ストロベリーショコララテ”コレクションなどが登場した。
そして「桜」関連の季節限定商品も欠かせない。「スリー」や「シロ」をはじめ、「ジョー マローン ロンドン」「ゲラン」「ザボディショップ」「ボタニスト」「ベキュアハニー」「シピシピ」などから新商品が登場。“チェリーブロッサム”“SAKURA”“サクラ”など商品名や表記はさまざまだが、とにかく数多くのブランドから桜コスメが販売されている。その中で、忘れてはいけないのが「ゲラン」の香水“チェリーブロッサム”だ。当時、商品としては珍しい「桜」をテーマに扱い、いわば桜コスメのパイオニア的な存在とも呼べる。
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