ホテル・レストラン・ウエディング事業を行うプラン ドゥ シーが化粧品事業に参入する。このほど化粧品事業を手掛けるピーディーエスライフ(PDS LIFE)を設立し、スキンケアブランド「ピーディー(P/D)」を2月29日に公式サイトで販売する。ブランドのキー成分となる非分解プラセンタを製造する北海道の原料メーカーを傘下に収め、ヒト幹細胞エクソソームなど先端成分を配合した本格スキンケアアイテムを展開する。
プラン ドゥ シーは1993年に創業し、これまで約15万組程度のウエディングを手掛けてきた。その中で自身も8年間ウエディングプランナーとして従事してきた石崎英里ピーディーエスライフ代表取締役は「結婚式というハレの日だけでなく日常も自分らしくいられる、そんな化粧品を求める花嫁の声が多かった」ことから、「ピーディー」を立ち上げた。石崎代表取締役が非分解プラセンタに出合い、肌の調子が整ったことからキー成分として採用した。
非分解プラセンタは、廃棄されていた豚の胎盤を農場から直接買い取り、独自の低温処理&非分解製造で抽出したもので、タンパク質やアミノ酸、ビタミン、ミネラル類など美容・健康をサポートする栄養素が豊富に含まれている。このほか、肌のコンデイションを整えるヒト幹細胞エクソソームも配合する。
スタート時は、日常的に使用するベーシックシリーズとハレの日の使用をおすすめするプラスシリーズを展開。ベーシックシリーズは肌の土台を整える役割を果たす。スターアイテムの“美容液”(30mL、6930円)のほか、クレンジング“ジェルオイルクレンジング”(150mL、3300円)や洗顔料“泡洗顔”(120g、3300円)、化粧水“ローション”(120mL、3520円)を扱う。プラスシリーズは1品のみで、非分解プラセンタやヒト幹細胞エクソソームのほかシロキクラゲ多糖体、セラミドなどを加えより早く効果を感じられる化粧水“ローション プラス”(120mL、5940円)を扱う。今後は「スクラブやパック、クリームなどアイテムを拡充する予定だ」。
販路は公式サイトからスタートするが、「ウエディング事業で年間1万6000組(うち半数が成約)が訪れるため、その人たちに現品をプレゼントするサンプリングを実施する」ことでブランド認知度を高めていく。「将来的には挙式までのスキンケアアイテムとして使用してもらったり、引き出物に使ったりしてもらえたら」と期待を寄せる。