ファッション

「ジーユー」×「アンダーカバー」第3弾 モッズコートやライダースに隠れた注目アイテムはコレ!

ジーユー(GU)」は、3月1日に発売する高橋盾による「アンダーカバー(UNDERCOVER)」とのコラボレーション商品第3弾を公開しました。2021年4月、10月に販売したコラボの第1弾、第2弾はウィメンズ&メンズ(第2弾はキッズも)の展開でしたが、今回は第1弾、第2弾で反応のよかったメンズアイテムに集約し、XS〜3XLのサイズ展開で女性客も楽しめるようにしています。モッズコート、ライダースジャケット、ジーンズといった、「ジーユー」メンズ商品の(というかメンズ一般の)定番となっているアイテムに、「アンダーカバー」らしいひねりを一さじ加えた全21型がそろいます。

「ジーユー」は22年10月から、初のアジア外の店舗として米ニューヨークに長期ポップアップショップを出店しており、23年9月にはニューヨークに商品本部を設立。今まさに本格的なグローバルブランドを目指していく段階にあります。コラボ第3弾にあたり、高橋デザイナーは「グローバルブランド化を目指しながらデザイン性豊かな服を世界に広めていきたいという『ジーユー』のビジョンに強く共感」し、「コラボレーションによって、『アンダーカバー』のテイストをブランド単体ではできないようなスケールで届けられるチャンスがあるのではないか」とコメントを寄せています。

夏まで着られるアイテムが豊富

第3弾コラボでは、今すぐ着られて、袖の着脱や丈の変化で夏まで着られるアイテムが豊富です。今冬は例年にない寒暖差にさらされていますが、こういった気候が今後も続くと考えると、長い期間着られる汎用性の高い商品の重要性をますます感じますね。代表アイテムは、ファスナーによる丈の調整でブルゾンにもなるリップトップ素材のモッズコート(7990円)。同じくファスナーで袖を着脱できるフェイクレザーのライダースジャケット(7990円)は、メインビジュアルではモッズコートの上にベストとして重ね着しています。後ろ身頃がインサイドアウトになったデザインのMA-1ブルゾン(4990円)は、ショーツにもなるヘリクルーパンツ(3990円)とセットアップでの提案。肉厚なダブルフェース素材の半袖パーカとショーツのセットアップは、異素材ドッキングのデザインがポイントです。

モッズコートの裾やブルゾンの胸元などには、今コラボのキーワードである“KOSMIC/NOISE”という文字や英文のアップリケを施しています。英文は“Erase all the noise inside you, and surrender yourself to instincts. Then you will hear Kosmic Noise. Eventually it will disappear, and nothingness will come.”というもの。「ジーユー」広報からは“禅の思想”だと説明を受けましたが、確かに「アンダーカバー」でも禅プリントのTシャツを出していますね。

Tシャツはダークファンタジーな世界観が凝縮

「アンダーカバー」といえばダークでファンタジックな世界観が持ち味ですが、今回のコラボではプリントTシャツ(1990円)にそれが凝縮されていると感じました。ブランドらしいリンゴのけもの柄のほか、ユニバーサル・ピクチャーズの往年の名作ホラー映画のキャラクター「UNIVERSAL MONSTERS」とのトリプルコラボとして、「フランケンシュタイン」「ドラキュラ」「大アマゾンの半魚人」のプリントTも登場。「フランケンシュタイン」と「ドラキュラ」は“コワかわいい”感じ、「大アマゾンの半魚人」は本当におどろおどろしい感じに仕上がっているので、ぜひチェックしてほしいです。

2月13日のコラボ第3弾発表時の初速として、「ジーユー」アプリ上でお気に入り登録が多かったアイテムは、ドライ機能素材を使ったワッフルTシャツ(1990円)だそう。個人的には、袖や背中の一部を細番手の糸に変えて透け感を出したオーバーサイズのニットカーディガン(3990円)や、キルティング素材のサコッシュ(2990円)などは、「アンダーカバー」を深く知らないマス層の女性客などにも、「かわいい!」と支持されそうだなと感じました。それをきっかけに「アンダーカバー」を知り、ファッションにもっともっと深く興味を持つお客さんが出てくるならば、まさにコラボの醍醐味と言えますよね。

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