一般社団法人日本コスメティック協会は11月から、一般消費者や美容関連職従事者・就職希望者などを対象とした検定試験制度「化粧品検定試験」を導入する。同協会は、国民の美容と健康に対する健全な意識の向上に寄与することを目的に、化粧品やスキンケアに関する正しい情報を発信するため、2011年11月、皮膚科医や有識者、化粧品技術者らを中心に発足された。
このほど開かれた記者発表会で岩本麻奈・理事長は「昨今は特にエキセントリックな情報に話題が行きがちだが、美容は専門性が高く、理解が難しい分野。美容に携わる人にとっては情報の整理・確認の場に、一般消費者にとっては美容のポイントをわかりやすく学べる場として活用してほしい」と試験導入の狙いを語った。
検定の内容は、より身近な化粧品に関する知識を学べる「コスメマイスター」と、関連職従事者を対象にした、化粧品や美容、健康に関する総合的な知識を学べる「スキンケアマイスター」の2種。検定方法は初歩レベルのコスメマイスター・ライトのみWEB試験で、他は会場での3択のペーパー試験がメイン。7月にはQ&A 形式の検定対策のテキストを発行し、第一弾として、11月からコスメマイスターの試験を開始する。