日本発フレグランス「アブラクサス(ABLXUS)」から2月29日、占星術で“秘められた欲望”を表わす“リリス”をテーマにした新作オーデトワレが登場した。同ブランドは、占星術師で調香師のChiyoブランドディレクターがスタート。“リリス”は月の満ち欠けに合わせ、日々心地よく過ごすためのフレグランス“ムーン オー コレクション”の新作で、優雅なイリスや幻覚性のあるダチュラを中心に、オーキッドやスミレ、ラムやタバコ、樹木をブレンドしたセンシュアルな香りに仕上がっている。価格は1万3200円(30mL)。
いろいろな価値観をシャッフルさせる香り
2月に東京都内で開催された発表イベントでは、新作フレグランス及び“リリス”について、Chiyoと星読み係・ヒーラーのyujiがトークショーを行った。yujiは、「風の時代がスタートし価値観が多様化した。個と向き合う時代がしばらく続く。“リリス”=内に秘めた要素を適度に解放することでエネルギーのバランスが取れ、より本質的な自己表現ができるようになる」と話す。“リリス”は時代の後押しで生まれたフレグランスで“自己解放”がテーマだ。「“リリス”は、思考優位になりがちな現代社会において、メンタリティーのブロックを解放して感覚を取り戻してくれる香りだ」とyuji。価値観の転換が起きる風の時代において、いろいろな価値観をシャッフルさせるような香りだという。Chiyoは、「それぞれの人が持つ男性性と女性性のバランスや感受性を取り戻すきっかけの香りになれば」と語った。
自分の“リリス”を知ることで本来の魅力を発揮
“リリス”とは、占星術で隠された才能や秘められた官能性を表わすと言われている。また、一説では、旧約聖書のアダムとイブ以前に神が創った女性で、アダムに服従を求められエデンの園から月へ旅立ち魔女となったと言われており、現代では女性解放運動の象徴だ。それぞれの人には誕生日の星座とは別に“リリス”が存在する星座があり、隠された魅力の覚醒ポイントを知ることができるという(リリスを調べるには、画像“12星座別 リリスのアドバイス”2枚目下のQRコードから)。新作には、“リリス”をテーマにした香りをまとうことで、抑制された女性性や欲望を解放することで、その人本来の魅力を発揮してほしいという思いが込められている。