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気温上昇とうるう年でユニクロ2月度は7.2%増 寒暖差対応で“エアリズム”動く

専門店チェーン、セレクトショップの2024年2月度売上高(既存店ベース)は、月半ば以降の高気温やうるう年の影響で前年実績を上回ったという声が中心だ。春物ではパンツやブラウス、入卒対応のオケージョンアイテムなどが動いている。

ユニクロの国内売上高は前年同月比7.2%増。前年同月が一昨年に対し21.3%増と大きく伸ばしていたことを考えると、「うるう年や休日が昨年より1日多かったことを差し引いても悪くない」と広報担当者。中旬以降、メンズではワイドジーンズ、“エアリズムコットンクルーネックTシャツ”、“エアリズム”インナー類、ウィメンズは“ドレープデニムタックパンツ”“ウォッシャブルニットリブパンツ”“タックワイドパンツ”、ブラトップなどが売れている。気温が上がったとは言え寒暖差が激しいため、アウターは冬物のままでインナーや肌着を春夏仕様に変えている印象だ。

アダストリアは同10.6%増と2ケタの伸び。うるう年と休日が1日多かったことにる底上げは4.9ポイントほどと見る。基幹の「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND...)」「スタディオクリップ(STUDIO CLIP)」などが好調といい「春仕様のパンツやオケージョンアイテム、バッグやパンプスが好調」(発表資料から)。

良品計画の「無印良品」は同7.7%増で、衣服・雑貨カテゴリーに限ると同5.3%増だった。なお、うるう年では全体売り上げで3ポイント、休日増で同2ポイントほどの増加影響があったと見る。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」は前年同月比1.5%増。1月21日〜2月20日期間での集計のため、月後半の高気温やうるう年の恩恵は入っていない。「気温上昇により、春物や初夏物が売り上げを伸ばした。反面、冬物インテリアや靴などは暖冬影響で鈍かった」(発表資料から)。

ユナイテッドアローズも14.4%増と好調。昨年2月も一昨年に対し21.7%増と大きく伸ばしていた。うるう年と休日増の底上げは4.7ポイントほどと見る。「春物需要が高まり、メンズ、ウィメンズともに軽衣料全般、春物アウター、シューズ、バッグの動きが目立った」(発表資料から)。

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