女優のシャーリーズ・セロンや歌手のアデルなど、数々のセレブリティのメイクを手掛けるトロイ・サラットが10月、自身が監修するメイクアップブランド「サラット」をローンチする。日本のビューティカルチャーをこよなく愛し、新ブランド立ち上げのために4年間を日本で過ごしたというサラットは、立ち上げにあたり「私はビューティオタクとして、東京が大好きだ。アインズ&トルペは品数も豊富で、本当に多くのつけまつげが並んでいた」と思い出を語った。
製品ラインアップは、ベースからカラーメイクまで全114SKUが揃う。日本の書道筆に着想を得たアイライナーなど、こだわりのあるユニークなアイテムが多く、中でもアイシャドウは一般的な金属の型にプレストするタイプではなく、直接パレットに固め入れることで「ベルベットのような、スムーズな付け心地を実現した」という。価格は20 ?50ドル(約2000 ?5000円)。マディソン通りとビバリーヒルズのバーニーズニューヨークで10月に先行発売し、その後1年間は6店舗のバーニーズ ニューヨークで限定販売する。
サラットはかつて、メイクアップアーティストのケヴィン・オークインに師事していた。当時オークインは資生堂のメイクアップブランド、インウイの製品開発に携わっていて、その時の様子について「インウイの製品を手にすると、まるでオークインのような素晴らしいメイクができるような錯覚を覚えた」とコメントしている。