人気インフルエンサーのSEIKA(本名・山本正華)が手掛けるEC主軸ウィメンズブランド「ランデブー(RANDEBOO)」が3月末で終了する。
「ランデブー」は2016年、SEIKA自身が立ち上げた会社、Ainerの下で運営をスタート。1996年生まれのSEIKAと同年代(20〜30代)の女性に向け、“恋人との待ち合わせ”をコンセプトに、フェミニンでトレンドをほどよく取り入れたアパレルや雑貨を提案してきた。 A4サイズのワンショルダーバッグ“バケットバッグ”(1万6500円)がきっかけで人気に火がつき、19年にはルミネ新宿2の2階に1号店を出店。インスタフォロワー13万(2月末時点)を抱えるSEIKAはアジア圏でも人気が高く、21年から台湾などで卸販売を始め、22年10月にはシンガポールに2号店を出店していた。
SEIKAは3月4日付のインスタグラムの投稿で、ブランドクローズは「苦渋の判断」であるとしながら、「たくさんの方に愛されてきた『RANDEBOO』をつくってきた仲間やお取引先様との出会いやお客様との時間が私にとってかけがえのない宝物で、財産です(原文ママ)」とコメント。「やっぱりモノづくりが好きです。たくさんの人の手で何かを作り上げるのが好きです(中略)。そんな思いが叶う環境が見つかり次第、また私は何かを創れたらと思っています」と新たなブランドでの再出発を示唆した。
今後しばらくは、昨年立ち上げた会員制コミュニティーサロン「セブンセンス」を中心に活動。自身のライフスタイルや仕事、ファッションなどの価値観や考えを発信していくという。