イタリア・ミラノでの「メゾン ヨシキ パリ(MAISON YOSHIKI PARIS)」のデビューショーを終えたYOSHIKIが3月5日に日本で記者会見を行った。YOSHIKIは「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のブラックスーツに胸元から赤いスカーフをのぞかせるスタイリングで登壇した。
会見冒頭でYOSHIKIは「世界でも有数のファッションの大舞台で自分のブランドがデビューできたことに感無量です」と感想を述べた。
「メゾン ヨシキ パリ」はミラノ・ファッション・ウイーク初日にショーを開催。デベロップメント・ディレクターを務めるクキ・ドゥ・サルヴェルトゥ(Kuki de Salvertes)やスタイリストのカーリーン・サーフ・ドゥ・ドゥズィール(Carlyne Cerf de Dudzeele)らといったパリを拠点とするチームで作り上げた37ルックを披露した。
藤原ヒロシとは30年来の仲
コレクション発表後には「ヴォーグ(VOGUE)」を始めとする海外メディアが「メゾン ヨシキ パリ」のレビューを掲載。「圧巻のデビュー」といったポジティブな反応が寄られたことについては、「素晴らしいメンバーにチームに入っていただけたので、こういった結果が出せました」と振り返った。
また「ファッション業界では新人かもしれないが、音楽はどんなハイメゾンにも負けていない」と話し、今回のショーでは藤原ヒロシとの合作(曲名未定)も含めた4曲を披露した。藤原ヒロシとYOSHIKIは30年来の友人だという。「僕が昨年『バカラ(BACCARAT)』との打ち合わせでパリに行った時に、偶然ヒロシさんもいらっしゃった。お互い似たような場所にいるのだからぜひ何かやりましょうと話し今回共同制作に至りました」といい、現在も新曲を共に製作中だと明かした。
今後のビジョンについて聞かれると、「引き続き、次のコレクションも準備中です。24時間以内にはまたパリに戻って打ち合わせをしていると思います。今はYOSHIKIはいったいどこに向かっているんだと思われるかもしれませんが、3年後にはこういうことだったんだと理解してもらえる気がします」と話した。
なお、同コレクションは、5月に公式サイトで予約販売予定。