販売員出身で「誰でもハイクオリティーな写真が撮れる」をモットーに活動するヴィジュアル・アドバイザーの木村麗さんが、主にファッション&ビューティの販売員に「すぐに使える&誰でもできる」インスタグラム攻略法を伝授します。今回のテーマは、「インスタの新機能」。新たなファンの獲得やコミュニケーションの深化などに使える機能とテクニックを紹介します。(この記事は「WWDJAPAN」2024年3月4日号からの抜粋です)
皆さん、こんにちは!3月を迎え、いよいよ卒業&入学式シーズンです。心機一転、新たな気持ちで何かに取り組んだり、目標を立てたりする時期だと思います。また、新たな出会いや別れの時期ということで、こちらの連載でも最近登場したものも含め、「使える機能」についてお話しします!インスタグラムも初期のころに比べるとたくさんの機能が追加されています。意外と皆さんも気付いていない機能やまだ使ったことがない機能もあるのではないでしょうか。今回紹介する機能はどれもユーザーとの距離を近いものにするコミュニケーションツールであり、相互アクションをより充実させることができる機能になりますのでぜひチェックしてみてください!
①リールの【トピックを追加】
「トピックを追加」とは、リール動画を見ているユーザー一人一人の好みや興味を持っている内容によりマッチするコンテンツ選定のために作られた機能です。リールの内容に関連するトピックを追加することで、それぞれのトピックに興味がある人たちによりリーチすることができるのです。フィードやリール投稿時につける“ハッシュタグ”とよく似ていますが、ハッシュタグのように自由にオリジナルタグを作ることはできず、あらかじめ決められたトピックの中から選択します(画像参照)。
現状は1つのリールに対して最大3つまで選択可能となっていますので、リールの内容に関連するトピックを選びましょう。「トピックを追加」機能を活用すると、発見タブやおすすめ投稿へ表示される可能性が高まるともいわれていますので、ぜひ皆さん積極的に追加してみてください!
②【一斉配信チャンネル】
「一斉配信チャンネル」機能はDM機能の一つで、配信者とフォロワーが直接交流できる1対多数の公開メッセージ機能です(*現在、一部のユーザーのみ使用可能)。配信チャンネル内では、テキストや画像、動画やアンケート、ボイスメッセージなどを一斉送信することが可能である一方、視聴者側は配信内容に対してスタンプやアンケートに答えるなどの反応はできますが、コメントを送信することはできません。
この「一斉配信チャンネル」と似たような機能にストーリーズやライブ配信があります。こちらでもテキストや画像・動画の配信や、ユーザー参加型のアンケート機能などがあり、「一斉配信チャンネル」との使い分けが難しいと迷われる方も多いと思います。「一斉配信チャンネル」はDMに届く仕組みなので、登録しているユーザーたちからすると、興味関心のある配信者からダイレクトにDMが届く特別感のようなものがあると思います。まだ認知度が高いとは言えない機能の1つではありますが、DMを送る感覚で気軽にコミュニケーションをとったり、アンケート機能を使ってフォローしてくれている人たちにヒアリングすることも可能で、けっこう使い勝手もよく、便利だったりします。うまく活用すればファン獲得にもつながりますのでロイヤルティーをどんどん高めていきましょう。
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