資生堂は、現地企業のクリエーション アレクサンドル ミヤ パリ リミテッド(以下、クリエーション)と、グローバルブランド「SHISEIDO」の中東地域で輸入販売を行なう「資生堂ミドルイースト(Shiseido Middle East FZCO)」を、年内にUAE・ドバイに合弁設立する。UEAを含む中東7ヵ国を対象に、2014年1月から新会社が販売を開始する。資本金は3億5000万円で、出資比率は資生堂の仏子会社である資生堂インターナショナルヨーロッパが51%、クリエーション が49%となる。代表は、資生堂インターナショナルヨーロッパの佐藤敦・社長が兼務する。
資生堂は、1997年からクリエーションを現地代理店として同地域で販売を行ない、現在、約140店舗を展開している。同地域は、人口約5000万人で平均年齢30歳前後の若年層を多く有し、富裕層も多いことが特徴。2012年の高級化粧品市場は、小売ベースで1500億円の規模で、今後も2ケタ成長が見込まれるとしている。グローバルブランド「SHISEIDO」はスキンケアを中心に浸透させて基盤を強化し、将来的には「SHISEIDO」以外のブランドの取り扱いも検討している。