ゴールドウインは、米サンフランシスコ発のライフスタイルブランド「オールバーズ(ALLBIRDS)」を運営するAllbirdsと、日本における独占販売契約を締結した。「オールバーズ」は2020年に東京・原宿店のオープンとともに日本に本格上陸し、オールバーズ合同会社が事業を担ってきた。今回の契約により、24年6月からゴールドウインが国内事業を担う。
「オールバーズ」は2016年に設立し、サトウキビを活用したミッドソール製作をはじめ、カーボンフットプリントを抑えたものづくりと、高い機能の両立を追求している。一方のゴールドウインは環境配慮素材の活用やリサイクル・アップサイクル事業、カーボンニュートラル施策を推進しており、環境を重視した企業姿勢がリンクする。Allbirdsのジョーイ・ズウィリンジャー(Joey Zwillinger)共同創業者兼CEOは、「日本は非常に重要なマーケット。ゴールドウインの知見と専門性によって、さらなる規模拡大と長期的な成長に期待したい。このパートナーシップにより、Allbirds全体のコストを削減し、収益性を向上させられることも大切なことだ」とコメント。森光ゴールドウイン取締役専務執行役員は「Allbirdsの誕生以来、彼らのビジネスと製品における持続可能性を追求したユニークなアプローチに注目し、その動向を追ってきた。このパートナーシップは、ゴールドウイン自身のサステナビリティの取り組みを推進するだけでなく、社会全体のサステナビリティシフトを加速させる」と語る。