フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)は自身のブランド「フィービー ファイロ(PHOEBE PHILO)」の第2弾シグネチャー・コレクションのキャンペーンに、ドイツ人俳優のサンドラ・ヒューラー(Sandra Huller)を起用した。映画「落下の解剖学」で2024年「アカデミー賞」主演女優賞にノミネートされているヒューラーは、キャットアイのサングラスをかけ、にこやかな表情で登場。黒いタートルネックとパンツを着用し、白いテーブルの上に真剣な表情で座る一面も見せた。また、ダリア・ウェーボウィ(Daria Werbowy)も、本キャンペーンにモデルとして登場した。
第2弾コレクションは3月、4月、5月の3回に分けて発売予定で、第1弾コレクションからのセレクトピースも販売する。ファーストデリバリーは現在公式サイトで販売中。配送可能地域はイギリスとヨーロッパ、アメリカのみ。また、第3弾コレクションは今年の秋に予定されている。
2月に開催されたロンドン・ファッション・ウイークの期間中、ファイロは招待制で最新コレクションを披露した。バットウィングスリーブやきれいなシルエットのパンツ、マニッシュなテーラリング、肉厚なレザージャケット、ボリューミーなトートバッグを引き続き提案。クロップド丈のボンバージャケットや、タイトなギャザーを寄せたバレリーナスカートのジャージードレスなど、ウエストにフォーカスした新しいシルエットも登場した。また、ジャージー素材のトップスやTシャツドレスには、丸みを帯びた肩パッドがほどこされている。ゆったりとしたシャツやシルキーなカーゴパンツにはコットンキャンディーのようなピンクや「セリーヌ(CELINE)」時代に愛用していたペールイエローがふんだんに使われた。縦に溝が入ったアイコンバッグ、“ドライブ(Drive)”は深いレッドと薄いパープルを用意し、レザーとスエードを融合させた新しいサンダルとともにキャンペーンに登場した。
ファイロは新作発表会には出席しなかったが、ヒューラーのキャンペーンへの参加について記載した資料を配布。"親しみやすく、知的で大胆不敵な演技で名高い、同世代で最も熟達した才能を持つひとり "とヒューラーを称賛した。