京都の建築事務所・吉原組は、建築デザインの造形美を他分野にも提案するプロジェクト「トーフ(TOHU)」を立ち上げ、第1弾商品として建築デザインに着想を得たショコラタブレットを発売した。価格は5940円。取り扱いは「トーフ」公式オンラインサイトと、東京・南青山のスパイラル1階で3月14日まで開催しているポップアップイベントで販売中だ。
ショコラタブレットは3枚セットで、各ネーミングは建築の基本工程に由来している。建築の基礎を表す「ベース(BASE)」は、カカオの香りを感じるビターショコラ。構造を組み上げる工程「アッセ(ASSE)」は、なめらかでバランスのいいショコラに上質なトンカを練り込み、砂糖漬けのオレンジを組み合わせた。屋根を表す「ルーフ(ROOF)」は、ビターチョコレートにキャラメリゼした4種類のナッツをトッピングした。レシピの開発・監修は、フランス料理界の巨匠ジョエル・ロブション(Joel Robuchon)の元で15年以上シェフパティシエを務めた、「エキュ(EQU)」の中村忠史が担当した。
またショコラタブレットには、建築時に端材となった素材を加工した木皿とタブロイドが付く。木皿はウォールナットやブラックチェリー、栗、ブビンガ、チーク、神代欅(じんだいけやき)、ウェンジの中から一皿がランダムで付属する。