ファッション

フェッカイがセルフ市場強化のため、百貨店向けとセルフ市場向け製品を統合

 ニューヨーク発—「プロクター・アンド・ギャンブル(P&G」は、ヘアケアブランドのフェッカイの製品ラインアップを見直す。これまでは百貨店向け製品を「アドバンスト」ライン、セルフ市場向け製品を「クラシック」ラインとして、チャネルによって販売するシリーズを分けてきた。しかしJ.P.クーエルウエイン=フェッカイ エグゼクティブ ヴァイスプレジデントは「店舗によって購入できる製品が違うため、消費者にわかりづらかった」として、統合に踏み切った。

 これまでフェッカイは「アドバンスト」シリーズをノードストロームやウルタ、ターゲットなどの百貨店および高級化粧品専門店で販売し、「クラシック」シリーズをデュアン リードなどドラッグストアで販売してきた。しかしこのたびの統合により、百貨店とドラッグストアで同じ製品が棚に並ぶ可能性が出てきたことから、百貨店側の困惑が懸念されている。フェッカイは2010年にドラッグストア向けの「クラシック」ラインを発売したため、セフォラが同ブランドの取り扱いを止めたことがあった。同様の事態が起きないとも限らないため、フェッカイ側は「流通の整理は慎重に行なう」としている。

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