米百貨店のメイシーズは、ニューヨーク・ヘラルドスクエアにある旗艦店のビューティフロア改装を完了した。これは2015年春までかけて推定4億ドル(約396億円)を投資して行なわれる全館リニューアルの一環で、化粧品フロアの面積は、改装前と比べ117%の約2230�u。ボビイ ブラウン、エルメス、ラ・メール、ジョー マローン ロンドン、トム フォード、キールズ、ローラ メルシエなどの新ブランド導入に加え、メンズスキンケア、フレグランスを充実させた。ミュリエル・ゴンザレス=メイシーズ エグゼクティブ・ヴァイスプレジデント兼ゼネラル・マーチャンダイズ・マネジャーは「各ブランドの最新のカウンターを集結させることができた。ここを世界中の人が目指す美容のデスティネーション(目的地)にしたい」と語った。
34番通りに面したエントランスから入ると、新規導入ブランドとフレグランスコーナーが顧客を迎える。カウンター上部には巨大なLEDパネルを設置し、販促を強化。メンズスキンケア売り場は、アラミス ラボ シリーズやアート オブ シェービング、タスクなどを揃え、面積は約372�u。「メンズフレグランスの売り上げを見ると、スキンケアにも商機があると見ていて、広いスペースを割いた」とゴンザレス・マネジャーは語った。業界筋はビューティフロアの初年度小売り売上高を対前年比140%の1億4000万ドル(約138億6000万円)と予測。これは英百貨店のセルフリッジのビューティフロアの売上高と同規模になる。