音楽やファッションを軸にクリエイティブユニットとして活動するオウンシャン(OWNCEAN)のユウナ(UNA)とマッチャ(MATCHA)は、2月のミラノ・ファッション・ウイークに参加し、各ブランドのショー会場にゲストとして足を運んだ。東京を拠点にユースカルチャーに精通する2人が、独自の目線で切り取ったミラノのファッショシーンをスナップ写真とともに紹介。パーティーフォトなどを得意とするMATCHAが初めてストリートスナップに挑戦し、ユウナが現場の様子をリポートする。
オウンシャンのユウナです。普段はDJや、クリエイティブデュオとしてマッチャと音楽、アート、ファッションの活動を軸に、自分たちの視点で発信を続けています。マッチャと初めて挑戦したスナップ企画、後編はイタリアの気鋭ブランド「アヴァヴァヴ(AVAVAV)」です。前シーズンは、ポストイットドレスやテープドレスなど、インパクトに残るショーピースやユーモア溢れるショー演出が話題になりました。ビート・カールソン(Beate Karlsson)=クリエイティブ・ディレクターのファッション業界に対する皮肉混じりの表現が注目のブランドです。
今シーズンは、「ネット上における誹謗中傷」がテーマ。会場の電光掲示板には匿名のアンチコメントが延々と流れ、ランウエイを歩くモデルに向かってスタッフやゲストがゴミを投げつける過激な演出でした。ショーはエンターテインメントとしてだけはなく、SNS時代の現代を生きる身として強いメッセージを感じました。