ヤーマンは2024年4月期業績予想を下方修正した。修正後は、売上高が324億円(修正前は450億円)、営業利益が16億円(同65億円)、経常利益が18億円(同62億円)、純利益が9億円(43億円)。これまで好調だった中国市場で、ALPS処理水問題による日本商品の買い控えや、4月から始まるRF(ラジオ波)規制(RF機能が付く美顔器が第3種の医療機器へ)の影響による市場の混乱に加え、国内市場で新カテゴリー(シェーバー・ヘアケアなど)の先行投資が響いた。
23年5月〜24年1月期は、売上高が前年同期比27.6%減の256億円、営業利益が67.6%減の18億円、経常利益が同62%減の20億円、純利益が67.6%減の11億円と、消費者マインドの低下や中国市場における「想定以上の落ち込み」で計画を下回った。
中国市場の減速は「状況が変わるまでの一時的な落ち込み」と見込み、中国のBtoC事業に本格参入するなど、販路や商品展開の見直しを通じて売り上げの回復を目指す。なお、24年が初年度となる新・中期経営計画については、今後見直しを行う予定。