リボンや真珠、レースなどロマンティックなアクセントをふんだんに取り入れた“コケットスタイル”がビューティトレンドに浮上した。妖艶な女性の意味を持つ英単語「coquette(コケット)」の美学が、昨年の秋以降インフルエンサーやミレニアル・Z世代に波及している。IVEのチャン・ウォニョン(Jang Wonyoung)も、リボンやハートのシールを取り入れた姿を自身のインスタグラムに公開した。
「“コケットスタイル”は、私の中の女性らしさと少女性をどちらも受け入れてくれる」と話すのは、アメリカ・ポートランドのメイクアップ・アーティストのチャイム・ドーカー(Chime Dolker)。リキッドカラーとリキッドチークを使い、複雑なピンクのリボンを鼻に描いたルックを披露した。「顔も含めて小さなピンクのリボンをつけることは、フェミニンな喜びや繊細な気持ちを取り戻してくれる」と語った。
ドバイを拠点とするビューティインフルエンサーのハラ(Hala)は、「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」の2023-24年秋冬コレクションからヒントを得たと言い、リボンと宝石でまぶたを飾り、「柔らかく、可愛いらしくて楽しい」とコメント。サイバーでオルタナティヴなデザインを得意とするネイル・アーティストのアリゼ・ザモラ(Alize Zamora)も「コケットの魅力は居心地の良さ」と話す。フレンチピンクのチップにハート型のパールや天使の飾りをアクセントにした。