紙面紹介

2024-25年秋冬パリコレ特集 デザイナーたちからの提案「何気ない日常を特別に」

3月18日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬パリコレクション特集です。2月末から3月にかけて約100ブランドが参加して開催されたパリコレを現地取材し、その中で捉えた次なる時代のムード、デザイナーの視点をまとめました。ファッションデザイナーたちから届いた大きなメッセージは「何気ない日常を特別に」。戦争、物価高騰、SNS疲れと私たちを取り巻くストレスはたくさんありますが、こんな時代だからこそ「なんてことがない毎日を送れること」を楽しもうという提案です。

表紙の写真は、すべて「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のコレクションから。映画「パーフェクト・デイズ(PERFECT DAYS)」のヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)監督が、書き・朗読した「ある一人の女性の1日」の物語をBGMにしたコレクションは、映画の世界と呼応する「なんてことのない日常の豊さ」を表現したもの。まさに今シーズンを象徴しており見どころたっぷりです。

特集ではこのメッセージの解説に加えて、具体的に服ではどう体現したのか?について、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「サカイ(SACAI)」「ラバンヌ(RABANNE)」などを例に写真を交えて解説します。また好評だった「クロエ(CHLOE)」の新デザイナーのデビューコレクションといった今季のニュースや、海外バイヤーによるパリコレ評もまとめており、これ一冊で次シーズンのパリコレ情報をつかむことができます。

業界関係者が故・鳥山明先生を偲ぶ

また大手「バーバリー(BURBERRY)」 を筆頭に、「JW アンダーソン(JW ANDERSON)」「アーデム(ERDEM)」「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」といった中堅デザイナーが健闘した2024-25年秋冬ロンドンコレクションも総括。 翻訳ページでは、アンダーアーマー社長兼CEOの退任、イタリアアパレル企業による「トラサルディ」の買収、「セリーヌ」のカラーコスメ事業参入などをピックアップします。

「ファッション&ビューティ パトロール」では、3月1日に亡くなった漫画家の鳥山明先生を偲び、業界関係者が思い出と感謝のメッセージを寄せています。石川涼せーの社長、細川雄太「レディメイド」「セント マイケル」デザイナー、小木“POGGY”基史ファッションキュレーターが個人の思い出と共にその偉業について振り返ります。

(COVER CREDIT)
BRAND:UNDERCOVER
PHOTO:UNDERCOVER
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA

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WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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