初めて「週刊少年ジャンプ」を読んだのは、1995年だったと思う。アニメしか見たことなかった僕は、悟空とベジータがポタラで合体したベジットを見て、衝撃を受けた。それから約30年間一度も欠かすこと無く、毎週「ジャンプ」を買っている。スーファミの「超武闘伝2」の隠しコマンド「上X下BLYRA」は、当時の僕らの合言葉だった。生まれたときには「Dr.スランプ」はすでに放送を終えていて、僕が育った地域では毎朝6時45分頃から再放送をしていた。だから登校中はよく「キーン!」と叫びながら走ったもんだ。思い出がたくさんある。……というわけで、ありがとう鳥山先生!(この記事は「WWDJAPAN」2024年3月18日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
石川涼/せーの社長
これは小学校5年生のときに本気で漫画家になりたいと思って買った単行本。この本を読んで初めてインクとペンを買った。うまく描けないし、ストーリーは思いつかないし、多分人生で初めて挫折した。思い出すと泣けてくる。
細川雄太/「レディメイド」「セント マイケル」デザイナー
とある電話中に佐川伝票の裏にベジータを落書きしていたときの写真です。子供の頃から「ドラゴンボール」が大好きで、ふと気がつくとたくさんのキャラクターを落書きしていました。鳥山先生は、僕が子どものころから現在の仕事に至るまでの感性やクリエイティブといった部分のベースになっていて、一番影響を与えてくれた方だと思っています。物心ついてから初めての夢も漫画家だったのですが、何を書いても鳥山先生の描くキャラっぽくなってしまうので逆に諦めました。「ドラゴンボール」シリーズの曲を聴くだけでもいろんな情景が浮かびますね……。閻魔大王の面接がなくても天国行きかと思いますが、あちらでもゆっくりとお過ごしください。
小木“POGGY”基史/ファッションキュレーター
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