毎年3月に英連邦記念日(コモンウェルスデー)を祝う式典が、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われる。この式典にはロイヤルファミリーがそろって出席し、英連邦の多様性と結束を称える。ここ数年間、ケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は式典に出席し、そのユニークなファッションが注目されてきたが、1月に行った腹部手術のため今年の式典には出席しなかった。
そこで、「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」や「アーデム(ERDEM)」など、約10年にわたり、キャサリン妃が披露してきたコモンウェルスデーのファッションを振り返る。
23年コモンウェルスデー
2023年のコモンウェルスデーは、王室の皇太子妃としての最初の礼拝となった。この式典でキャサリン妃は、「アーデム」の23-24年秋冬コレクションのネイビーのスカートスーツ一式を着用した。セットアップには白い花の刺しゅうがあしらわれており、「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のネイビーのヒールと、「エミー・ロンドン(EMMY LONDON)」のクラッチバッグを合わせた。サファイアとダイヤモンドのダブルドロップのイヤリングは、故ダイアナ妃のもの。
22年コモンウェルスデー
22年のコモンウェルスデーは、コロナ禍以来初の式典。当時まだケンブリッジ公爵夫人だったキャサリン妃は、「キャサリン・ウォーカー」のサファイアブルーのコートドレスとピルボックス帽を着用した。合わせたイヤリングとネックレスにはサファイアとダイヤモンドがあしらわられていた。
20年コモンウェルスデー
20年英連邦記念日の式典で、キャサリン妃は「キャサリン・ウォーカー」の赤いコートを着用。バラのアクセントがついたヘッドドレス、ワインレッドの手袋とパンプスを合わせ、ドロップイヤリングで耳元を飾った。キャサリン妃は18年のクリスマス礼拝でも、同じ赤のコートを着ていた。また、この年のコモンウェルスデーは、サセックス公爵ヘンリー王子(Prince Henry, Duke of Sussex)とメーガン・マークル=サセックス公爵夫人(Meghan Markle, Duchess of Sussexがロイヤルファミリーのメンバーとして出席した最後の公の場となった。
19年コモンウェルスデー
「キャサリン・ウォーカー」がキャサリン妃のお気に入りであることは明らか。19年、キャサリン妃は、前身頃にシルバーのボタンがあしらわれた真っ赤な「キャサリン・ウォーカー」のコートを着ていた。コートとおそろいのヘッドドレスと「エミー・ロンドン」のスエードパンプスで鮮やかなファッションを披露した。
18年コモンウェルスデー
ウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)とともに17年の式典を欠席したキャサリン妃にとって、18年は2年ぶりのコモンウェルスデーの式典。夫妻の第3子となるルイ王子(Prince Louis)を妊娠中のキャサリン妃は、やや落ち着いたダークブルーの「ビューロ ロンドン(BEULAH LONDON)」のコートを着用。おそろいのパンプス、帽子、クラッチバッグを合わせ、モノトーンのコーディネートを完成させた。
16年コモンウェルスデー
16年のコモンウェルスデーには、グレーの「アーデム」のコートで登場した。コートの身頃と袖には、グレーのレースの装飾と独特なパターンがプリントされていた。彼女はおそろいの帽子とスエードのパンプスを履いていた。
15年コモンウェルスデー
キャサリン妃にとって初めてのコモンウェルスデーの式典は15年、第2子のシャーロット王女(Princess Charlotte)を妊娠していた時だった。キャサリン妃は「ジェーン テイラー(JANE TAYLOR)」のハットと「キキ・マックドノウ(KIKI MCDONOUGH)」のドロップイヤリングでコーディネートした。