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連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT 第52回

2年目の“大谷効果”は?

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昨年、大谷翔平選手とグローバル広告契約を結んだコーセーは、大谷選手の活躍と比例して話題に挙がることしばしば。中でも広告モデルを務める「コスメデコルテ(DECORTE)」は2023年12月期に過去最高の売上高を達成しました。小林一俊社長が決算会見で「『コスメデコルテ』は起用した大谷翔平選手の効果が約50億円だったと聞くが、パブリシティ効果を入れると、そこから1.5〜2倍あったと推定している。この機会を一過性で終わらせずに、顧客の固定化に加え若年層客や男性客をつなぎ止める方策を考える」とコメントしたように、その効果たるや絶大です。

大谷選手との契約が2年目を迎えた「コスメデコルテ」は、攻勢の手を緩めることなく新たな仕掛けに取り組んでいます。昨年に続き主力の美容液“リポソーム アドバンスト リペアセラム”の広告に起用。東京・表参道エリアの街路灯フラグ広告、表参道ヒルズ屋外メディアを3月16日から、3月19日から約1カ月はポップアップショップも開設し、表参道を美容液のボトルカラーである紫色で染めています。ブランドの責任者は「大谷選手起用の1年目はブランドや美容液の認知度向上、若い世代や男性客の取り込みができた。今年はトレンドの発信地である表参道エリアを皮切りに美容液の機能性や肌効果も伝えていく」と表参道エリアをジャックした狙いを語りました。

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